Walk Don't Run

日常にいくばくかのジワリさえあれば

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プロボッチ直伝 飲み会ドロンの極意。

まもなく12月、忘年会シーズンに突入である。 会社主催の飲み会の是非、好き嫌いについてはもうさんざん語られていると思うので特に書くことは無い。

 

個人的には会社の飲み会は好きでも嫌いでも無い。 どっちでもいい、どうでもいいというのが正直なところだ。 もちろん、普段接点の少ないヒトと話をする貴重な機会という見方も正しいし、美味しいゴハンを食べ美味しいお酒を飲むのは良いことだと思う。

 

私がイヤなのは飲み会終盤にありがちな妙なテンション。 「では今年より営業部に移籍してきたエース、〇〇君に来年の抱負をひとこと!」的なフリから始まりがちなくだらないスピーチの連鎖。 ザワザワしている中、大きな声でたいして面白くもないことを言わなくてはいけないヒト達の不憫さ。 その空気感がもう耐えられない。 もう一つは会がお開きになった後、二次会を考えてしばらく店の前にたむろするあの感じ。 当事者以外にとっては通行の邪魔以外の何物でもない集団に向けられる周囲からの視線。

 

そんな訳で最近はいかに途中でドロンをかますかというのが私にとってのテーマだ。 一通り飲み食いし「そろそろだな・・・」というタイミングでいかにスムーズに消えるか。 そのためにはあらゆる研究を惜しまない。

 

もちろん、誰にでもこのドロンができるという訳ではない。 仕事上で重要なポジションにいたり普段から皆の中心になって動いているような人物にとっては基本的に不可能。 消えても気付かれない、あるいは何ら影響の無い陰キャ、ボッチキャラであることがまず必要である。 この時点で殆どのヒトがふるいにかけられるはず。 そう、ドロンは選ばれし者だけに許された行為なのだ。

 

飲み会の規模の問題もある。 10人20人といった参加人数の場合、ヒトリがいなくなったことによる空間の密度感の変化が大き過ぎる。 また面倒見が良い参加者がいた場合「〇〇さんトイレで吐いたりしてるんじゃないかしら・・・」といった余計な心配を掛けてしまうリスクがある。 やはり最低でも30人40人以上の規模が欲しいところだ。

 

しかし大人数だからといって安心はできない。 普段から声の大きいヤツに「あれ、〇〇さんどっか行くんですか?」と大声でもあげられた日には目も当てられない。(そういうヤツに限って酔ってますます声がデカくなっている) ドロンにあたってはいかに自然に「一時的に席を外すだけですよ」感を出せるかがキーになってくる。 私が多用するのは掛かってきていない電話に出る作戦。 小声で「モシモシ、うん、はい」とスマホに語りかけながら徐々に出口側に移動、ちょっと静かなところで電話したい感を出しつつそのまま消え去る作戦だ。 もちろんあらかじめ荷物やコートは最も出口寄りに置いておくのを忘れずに。  これまでの研究から、このパターンが一番スマートではないかと考えている。

 

 

「そこまでするんならおとなしく最後まで居ろよ」  もっともである。 しかしそれができないからこそダメリーマン、エリートボッチなのである。

 

 

ドロンした後はそのまま家に帰り自分の時間を過ごすというのも良いだろう。 しかしせっかくゲットした至福のボッチタイム。 私はヒトリで再び夜の雑踏に紛れる。 カフェでコーヒーを楽しむのも良し、立ち呑み屋でノンビリと飲みなおすのも良し、二次会に行かない分、せめてこうやって地元にお金を落とし経済を回そう。 社会不適合者ながらのささやかな罪滅ぼしである。

 

Beer in King's Cross


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