Walk Don't Run

日常にいくばくかのジワリさえあれば

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バイクシェアリング「さかいコミュニティサイクル」に乗ってみる。

今注目のバイクシェアリング。 これまで海外で使った時のことを何度か記事にしたが、今後は国内のものも可能な限り積極的に試していこうと考えているところだ。

 

【過去の記事はこちら】

www.arukehashiruna.com

www.arukehashiruna.com

www.arukehashiruna.com

 

 

今回乗ってみたのは大阪・堺市の「さかいコミュニティサイクル」。

www.sakai-c.net

コミュニティサイクルは、環境にやさしい自転車を活用した低炭素型の交通システムで、「クールシティ・堺」の実現に向け、過度の自動車利用からの転換をめざす「モビリティ・イノベーション」を担う一端として、平成22年9月から運用を開始しています。
 市内8カ所のサイクルポート(専用駐輪場)に共用の自転車770台(軽快車720台 電動アシスト自転車50台)を配置しており、このサイクルポート間であれば、どこでも貸出・返却が可能となっています。
720台の軽快車のうち、10台を幼児用座席付自転車としており、子ども用・大人用のヘルメットの無料貸出(数に限りあり)も行うなど、多様なニーズに対応しております。
 みなさんもさかいコミュニティサイクルで爽快に街を走ってみませんか。

(堺市ホームページより引用)

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電車でなかもず駅まで行き7番のポートから借りてみることにする。

 

駅前ロータリー横にあるポート。 私は初めての利用なのでここで利用者登録を行う。

 

料金と使用方法の案内表示。

 

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受付で書類記入と本人書類確認を行うとこんなカードが発行される。 有人受付での登録が必須でオンライン申請はできないようだ。

 

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各ポートにはこのようなチャージ機が設置されているので、ここにカードを当てて使用料を支払う。 私は一日利用なので300円。 使い方については係員のオジサンが色々と親切に教えてくれた。

 

有人ポートの出入口にはこのようなゲートが設置されていて、ここで先程チャージしたカードをセンサーにタッチすることでゲートが開くようになっている。 返却時には自転車に付けられたセンサーが読み取られカード無しで自動的に開くようになっていた。 もちろん返却するのは借りたポート以外でもOK。 1回単位ではなく1日単位での課金なので、一旦返却してまた借りるのを繰り返す使い方もできる。

 

 

自転車はこんな感じ。 いわゆるフツーのママチャリだ。 電動自転車を借りてみたかったのだが残念ながら全部出払っていた。 チェーンケースに貼られた「堺」のステッカーが最高にダサい気がするんだけど。。。 外国のヒトのヘンな漢字のタトゥーを想像してちょっと笑ってまうのは私だけだろうか。

 

シェアバイクっぽさがあるのは、この盗難・イタズラ防止のサドル部ストラップと、

フロントフォークに無造作にタイラップで付けられたこのセンサーチップくらいだろうか。 それ以外は普通の市販の自転車と同じだ。 良く言えばミニマル。 シェアバイクに必要な最小要素だけとりあえず満たしました的な、最も原始的なバイクシェアリングのスタイルだろう。

 

ちなみにだが、今や世界中の都市でものすごい勢いで拡大している中国発のバイクシェアリング「Mobike」が使う自転車がこちら。

Mobike

クソカッケェ・・・。 何このメカ好きガジェット好きのココロをくすぐりまくる造形。 でも、このデザインには目新しさ以外にも意味があって、まず各部品を専用設計にしてパーツの盗難を減らし(盗んだとしても他の自転車で使えないから意味が無い、という逆転の発想)、エアレスタイヤ採用でパンク無し、シャフトドライブ採用でチェーン伸び、油切れ無しといったようにメンテナンスに掛かる手間やコストを徹底的に抑えることを可能にしている。 いくら同一車種を大量に生産するとはいえこれだけ凝った車体では1台当たりの価格は相当高いだろう。 しかしその後の管理コストの削減でそれを十分にペイできるという戦略なのだ。

Mobike app

更に車体にはGPSが組み込まれており、利用者は近くに有るMobikeをスマホアプリで探して借りることができる。(ポートという概念が無く基本的に好きな場所で借りて好きな場所に乗り捨てできる) このGPSログはMobike社に「どんな年齢・性別・職業のヒトが、どんな時間帯に、どこからどこに向かおうとしているのか」というビッグデータの蓄積をもたらすことを意味する。 このビッグデータはおそらくバイクシェアリングビジネス以上の価値を持つものになっていくことが予想され、それを使った新たなビジネスチャンスを彼らは虎視眈々と狙っているはずだ。

 

完全に話が逸れてしまった。 ちょっと悲しいが最先端から現実へと話を戻そう。

 

 

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せっかくなので堺市内を走りながら他のポートも見に行くことにした。 堺は多くの自転車関連企業が集まる”自転車の街”でもあるので、他の市町村と比べれば比較的自転車に優しい道路が多いかとは思う。 このように塗り分けられた専用道がところどころに見られる。(突然途切れて無くなっちゃったりもしてるけど・・・)

 

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こちらは上の地図5番の堺東駅南口のポート。 ここは無人タイプとなっている。

 

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無人ポートにはこのようなドックが設置されており、借りる時はセンサーカードをタッチ、返却時はそのまま前輪をドックに差し込むだけでOKだ。

 

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さかい利晶の杜」という観光施設に設置されたポート(地図8番)で同じく無人タイプ。 ここで一休みして施設を見学してみたかったのだが今回は時間が無く断念。 近いうちに再訪してみたいと思う。

 

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最後は地図2番の南海堺駅前まで行き有人ポートに返却して終了とした。 写真に撮った以外にも他に何ヶ所かポートに寄って自転車を借り直してみたり(ブレーキの効きが甘かった為)したが、概して係員の方は非常に親切で初めてでも全く困ることなく利用できた。 コスト面から考えれば無人ポートを増やしていくべきなのかも知れないが、まだまだ定着しているとは言い難いこのバイクシェアリングシステムの敷居を低くするという意味では有人ポートがまだまだ必要となりそうだと感じた。

 

私は普段通勤で自転車を使ってはいるものの、街中でいわゆる”ママチャリ”に乗るのは久しぶりだったため非常に新鮮な体験となった。 昨今の自動車産業の急速なEV(電気自動車)シフトからもわかるように、この先都市部では排気ガスを出す乗り物はその存在を許されなくなっていくことが確実だ。 その時に人々の移動手段の主役の一つとなるのが自転車、バイクシェアリングであることは間違いないだろう。

 

「さかいコミュニティサイクル」はそのシステム、規模(ポート数)から見てもまだまだ試験運用レベルといったところだろう。 しかし私が利用している最中にも多くのオバチャンがポートに出入りしているのが見られたように、初めて使う際の心理的ハードルは低く、幅広い利用者に普及しやすいものだということは感じられた。 オンラインでの登録や電子マネーでの支払い等ができるに越したことはないが、そこにお金を掛け過ぎて行き倒れてしまっては意味が無いので、現在の質実剛健な運用も一つのスタイルではあるだろう。

 

一度登録カードを作ってしまえば後は簡単に利用できるため、近いうちに堺観光を兼ねてもう少し長い時間乗ってみようと考えている。

 

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