気になった店でも常連ぽい先客やグループ客がいたりするとちょっと入りにくいものだけど、この店も以前に前を通った時は確かそんな感じで断念したような記憶がある。
この日は店内に客はおらず。時は来た。迷わず入店する。

客席はカウンターのみ6,7席といったところか。切り盛りするのは結構高齢のおやじさんひとり。
メニューらしきものは特に無くて壁に餃子の値段が貼られているだけ。「ビールでいいですか?」もちろんである。「キリンとアサヒ、どちらにしましょ?」キリンをもらうことにした。
餃子の量というかサイズ感がわからなかったのだけど、さすがに1人前ということはないし、かといって3人前だと食べきれないようなことがあると困るので、とりあえず2人前で注文してみる。

おやじさんは冷蔵庫から手際よく餃子を取り出して鉄板に並べると、水をジャアっとかけてフタを閉じた。
「お客さん以前にも来ていただいてます?」焼き上がりを待つあいだ、おやじさんに尋ねられる。「いや、初めて寄らせてもらってます」まぁ量産型ルックスなので仕方ないし、もしかしたら会話のキッカケとしてお決まりのやり取りなのかもしれない。
どこから来たのかという話になり住んでいる街のことを話すと、結構詳しいことまで知っていてさすが客商売を長くやっている人は違うなぁと思った。

焼き上がった餃子はかなり小ぶりで、食事というよりかはひと口サイズのおつまみ餃子という感じだった。皮も薄めで餡も野菜多めの比較的さっぱりタイプというところ。グラスにビールを注ぎながらパクパクと食べ進めるのにちょうど良い。正直3人前でも良かったかな、と思いながらいつの間にか完食。(しばらくして入ってきた客は実際に3人前で注文していた)
こういう店ではあまり長居するもんでもないよな、と個人的には考えているので、少し残っていたビールをグイッと飲み干してお会計。ごちそうさまでした。
「また寄らせてもらいます」と店を出る。歳を取り、こういう飲み方も少しはサマになってきていると良いな、と願う。