先日、アップルの新製品発表イベントが行われ、新しい「MacBook Air」「Mac mini」「iPad Pro」が登場した。
少し前にブログでも書いたが、僕は最近「Mac使ってみたい病」にかかっており、そのため今回の新製品発表を非常に興味深く、食い入るように真剣に見ていたのだ。
そしてふと思い出す。
「そういえばはるか昔、Mac持ってたじゃんか」
大学入学の頃だから、今から軽く25年以上前だ。 入学祝として母が買ってくれた「Macintosh ClassicⅡ」
こんな形の一体型デスクトップ機だ。
確か20万円くらいはしたと思う。 それでも当時としては超リーズナブルなMacが出たとして話題になった機種だった。
9インチのモノクロモニターに3.5インチフロッピーディスクがついたクソ重たいボディ。 まだインターネットなんて言葉すら知らない時代だ。 当然ネットワークにつながる訳でもなく、完全スタンドアローンとして使用していた。
このMacの使い道で覚えていることと言えば、大学のレポートを書くのにワープロとしてたまに使っていたのと、あとは超シンプルなブロック崩しゲームみたいなのを暇つぶしにやっていたことくらい。
特にプログラミングとかに興味がある訳でも無く、何か拡張的な作業をしようという考えも持っていなかった。
そんな用途に20万、、、超もったいねぇな。。。とは思うが、当時の自分を責める気にはならない。 YouTubeもアダルトサイトも観られなければ、Twitterもブログもできないんである。 そんなマシンが楽しいはずもなかろう。
あの頃はなんか「とりあえずパソコンっちゅうものを一家に一台買っておかねばならない」みたいな雰囲気が世間に漂っていて、僕の父親も大枚はたいて東芝のパソコンを買ったりしていたが、結局やっていることはゲーム程度に過ぎず、ファミコンでも買った方がよっぽど有意義という感じだった。 まぁ、だいたいの家庭ではそんな感じだったんだと思う。
結局、ネットワークにつながらなければ一般人がすることなんて特に無いんだろう。 その後、インターネットが浸透する前に「パソコン通信」の時代が来て、そこで初めて僕はこうしたパソコンやデジタルガジェットの魅力に徐々に気付いていくことになったからだ。 パソコン通信時代からインターネット黎明期に掛けて使っていたガジェットについてはまた別の記事で書いてみたいと思う。