高野山で人生の「逃げ場」について考えた。

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私は現在大阪に住んでいるので比較的簡単に行けるのですが、これまで縁がなく今回初めて高野山を訪れてみました。

まずは南海高野線でいったん橋本駅まで。ここで展望列車「天空」へと乗り換えます。(「天空」は予約が必要ですが、普通列車で行くことも可能)

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車輪を軋ませながらゆっくりと列車は高度を上げてゆき極楽橋駅へと到着。ここから終点の高野山駅まではケーブルカーに乗ることになります。

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高野山駅まで通しで南海の切符を買っておけば、ケーブルカー用を改めて購入する必要はありません。あくまで南海高野線の一部がケーブルカーになっているだけ、といった感じが何だか新鮮です。標高約530メートルから約860メートルまでを5分程で登り、特別なところに向かうのだというワクワク感がここから一気に高まります。

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ケーブルカーで高野山駅に到着。ここからはバスに15分くらい乗って高野市街に向かうことになります。

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この日は平日だったこともあり人出は少な目、そしてすれ違うヒトのおおよそ半数くらいは外国人観光客でした。世界遺産に登録されて海外にも広く知れ渡ったとは聞いていましたが、こんなに人気があるとは知らずにちょっとビックリ。

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私は信仰心もゼロだしパワースポットとかにも全然興味は無いのですが、やはり第六感というか「この場所落ち着くな」「また来たいな」と感じる所というのは確かにあり、ここはまさしくそんな場所だな、と思いました。

ロケーション含めて世俗から隔離された聖地の雰囲気と、たとえ一訪問者であっても感じられる街全体に漂うピンと張った空気によって、何となく自分の心も浄化されるような感じです。

人生において何か壁にぶつかったり、やりきれない想いに悩まされることもありますが、そんな際にはいったん心を落ち着かせ一歩先へ進む準備ができる場所や時間が必要です。

良い意味での「人生の逃げ場」、そういう場所を近く(行くのが苦にならない範囲内)に何ヶ所かキープしておくというのは精神衛生上も非常に良いことだと最近思うようになり、その意味でも今回高野山を知ることができたのは価値ある経験となりました。

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辛くて心が折れてしまいそうな時、自分を改めて客観的に見つめなおす必要がある時、そんな時には高野山の宿坊で何泊かしてみようかと思います。

また、今回はすがすがしい晴天に恵まれ良い思い出となりましたが、今度は雪化粧した景色を見るべく真冬に訪ねてみようかなとも考えています。

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