誰もいないプラットホームにて。

これを当たり前と感じるか幸せなことだと感じるかは人それぞれかも知れないが、駅のホームに入ってくる電車を見ながら「ここで一歩前に踏み出せば楽になれるかな」なんてことが頭をよぎったことは今までに一度も無い。 その代わりに(代わりでも何でも無いか、、、)このまま逆方向の電車に適当に飛び乗り知らない場所まで行ってしまおうかという衝動に駆られることがたまにある。

別に今の生活に不満があったりとか何かから逃げ出したいとか明確な理由がある訳では無いのだが、若い頃から例えば通学・通勤の時、あるいは出張の途中に、あるいは旅行の最中であってもそんな考えがフッと頭に浮かんでくるのだ。

不満・不安が無いのにどうしてそんなことを思うのか。 何だか妙に心配になってしまい自分なりに分析してみようとしたことがある。 そういった衝動が起きがちなのが朝なのか夜なのか、都会の駅でか田舎の駅でか、国内でなのか海外に行った時なのか。

結局、これといった傾向のようなものはつかむことができなかったのだが、一つだけ思い至ったのはおそらく誰もいないプラットホームに遭遇した際には必ずどこか遠くへ消えてしまいたくなるということだった。

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無意識のうちに「誰も見てないぞ。やるなら今だ」という心理が働くのか、それとも本来多くのヒトが行き来するべき場所である駅に誰もいないという非日常感が何らかの作用を生んでいるのか、そのあたりは正直よくわからない。

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こういう旅情あふれる場所で症状が出るのは何となく理解もできるのだが、

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こうした街中のごくごく普通のありふれたホームであっても、ヒトの姿が途切れた瞬間にその衝動は顔を出してくるのだ。

つい先日も仕事帰りにちょっとブラリをしている途中にこんな光景に出会い、「もうすぐ家に帰る」というLINEを入れた後だったにもかかわらず危うくホームへ足を踏み入れてしまうところだった。

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自分では気付かないけどやっぱり何か心に闇を抱えているのだろうか、、、なんて新年早々ちょっと心配になってしまっているところだ。

ま、このブログでフザけた記事やシモネタ書いているうちは大丈夫なんだろけどもね。。。^^;

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