ちょっと必要なモノを買うため、仕事帰りに大阪なんば、正確には日本橋エリアに。
サクッと用事を済ませた後そのまま南方向にブラブラと歩き出す。 最近は難波や日本橋に行ってもあまり長居ができなくなってきた。 年を取って人混みが苦手になってきており、賑やかな繁華街は何だか疲れてしまうのだ。
代わりに、という訳ではないが、ここのところ大阪ミナミの南側（なんか違和感ある表現・・・）、いわゆるコテコテのディープエリアをブラリ散歩するのにハマっている。
目的も計画も全くない。 思い付くままのルートを歩き、疲れてきたらどこかの駅から電車に乗って帰る。 そんなパターンがほとんどだ。
華やかななんばエリアから少し歩けば風景は一変。 すれ違うのは小汚いオッサンばかりになり、スナックから聞こえるヘタクソなカラオケと路地に漂うすえたような匂い。 道に座り込んだオッサンを避けながら、僕は大通りと細い路地を組み合わせてただただ南方向へ歩く。 目的地も無く。
昼間の商店街や住宅地を歩くのも、住んでいるヒト達の生活が感じられて楽しいものだが、このあたりを夜にブラリと歩くのはそういうのとは全く違ったエンターテイメント性がある。 ある種のカタルシスというか。 うまく表現できないけども。
どこにも寄らず、特に何を見るわけでもなく、いつの間にか1時間以上歩いてしまった。 駅にして軽く4駅分の距離だ。
さすがに疲れてきた。 家に帰って晩御飯を食べよう。 ここから一番近い駅をスマホで検索し、ふたたび歩き出した。
【本日歩いたエリアはだいたいこの辺り】