古いデジカメを再活用。Wi-Fi機能付SDカード「FlashAir」を購入してみた。

スマホを使うようになって以来、デジカメを全く使わなくなってしまった。 今や中途半端なデジカメよりもスマホの方がキレイな写真が撮れる時代だ。 僕が6、7年前に安く買ったNIKONのデジカメもここ3年くらい全く使われることなく引き出しの奥に眠ったままだった。

しかし、歳を取ると趣味嗜好も変わってくるのであろうか、若いときには全く興味の無かったカメラが最近欲しくなってきた。 遅ればせながらInstagramを始めてみたことで皆がアップしている美しい写真が羨ましくなったということもあるし、歳を取っても続けられる何か新しい趣味を見つけたくなったという面もある。

そんな訳で今はどんなカメラを買ってみようか、予算をどう工面しようか、とカタログや雑誌、webを眺めたり、仕事帰りに家電店に立ち寄ってみたりとおそらく一番楽しい時間を過ごしているところだ。

話が逸れてしまった。

別に今すぐ必要というモノでもないので焦ることはない。 じっくりと考える時間を楽しもうということで、とりあえず先述のNIKONの古いデジカメを久しぶりに引っ張り出し、カメラというものへの感覚を取り戻すべくリハビリをしてみることに決めた。

僕が長年死蔵していたのは、NIKON 「COOLPIX S3300」という何の変哲もないエントリークラスのデジカメ。 性能的に特筆すべき点は無い極々ベーシックなモデルだ。

素人なので詳しいことはわからないが、画質は正直なところあまり良いとは言えない。 手ぶれ補正もイマイチだし、暗めの場所ではなかなかキレイな写真が撮れない。 まぁ安く買ったものだし自分のウデのせいもあると思うのでそれは良いとして、問題は現代のデジカメには必須ともいえるWi-Fi機能が備わっていないことだ。 発売された時期を考えれば仕方ないのだが、写真をブログやInstagramに使いたいと考えている以上、SDカードをわざわざ抜き差しすることなくワイヤレスでスマホに取り込みたい。

幸いなことに良い方法がひとつあった。 東芝の「FlashAir」という無線LAN機能付きのSDカードを挿しての使用である。

このSDカード自体が無線LANの親としての機能を持つため、接続することで撮影画像をワイヤレスでスマホに送ることができるのだ。

ビックカメラにて早速購入。 16GB版で税込3,974円也。 Amazon等ネット通販の方が多少安く買えるようだが、ちょうどLINE Payのキャンペーン中で20%還元が行われていたのでそれを利用した。

形状は普通のSDカードと全く同じなので、そのままカメラに挿すだけ。

スマホ側には専用のアプリをインストールする。

デジカメの電源を入れるとこのように「flashair」から始まるアクセスポイントが現れるのでそこにアクセス。 私は最初勘違いしていたのだが、FlashAir自体がWi-Fiの親になるので自身が無線LAN環境下にいる必要は特に無く、外出先どこにいてもスマホとの接続が可能だ。

スマホのアプリを立ち上げるとデジカメ内(SDカード内)にある画像が表示されるので、選択して保存を押せばスマホへの取り込みが行われる。

これで無事にスマホのカメラロールに保存されたことになる。

このように導入と使い方自体は非常に簡単で満足しているのだが、やはりカメラ自体の性能に限界があり、出来上がってくる画像は現代のスマホで撮影したものと大差無い、いや場合によっては大きく劣っているのが痛いところ。

高性能だがWi-Fi機能を持たない古いデジカメにこの「FlashAir」を組み合わせるというのは非常に有効な方法だと思うが、僕のように中途半端なカメラ用にわざわざ買うというのはあまりオススメできないかも知れない。 しかし僕の場合は新たなカメラを選んで買うまでの期間、その欲求を紛らわす何らかのオモチャが必要だったのでこれはこれで良いのだ。 カメラ向けに不要になったら先日買った「ポメラ DM30」にも使えるしね、と言い訳しつつもう少し使い込んでみるつもりだ。

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