ド素人のくせにちょっとマニアックなデジカメ「FUJIFILM XF10」を購入。

この記事の目次

はじめに  なぜカメラを買うのか

ここ最近はずっと「写真はスマホで撮る派」だったのだが、しばらく前から何故かデジカメが欲しくなった。

様々なブログやインスタに溢れるキレイな画像に憧れてしまったということだと思う。 自分でもあんな風に美しく背景をボカしたり風景をキラキラに撮ってみたいと考えた。 あわよくばインスタ女子からのいいねもゲットしてみたいと。

カメラについては知識ゼロのド素人であるけども、元々ガジェット系は好きなので色々と雑誌やネットで情報を収集し、納得の一台を見つけ出すべくだいぶ長いこと検討した。 2ヶ月近くは悩んだかと思う。

ミラーレス一眼か高級コンデジか

今の時代、初心者がある程度趣味性の高いカメラを買おうと思ったら、ミラーレス一眼もしくは高級コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の大きく2択になると考えて良いだろう。 つい先日までミラーレスの意味もわかっていなかった私が説明するのもなんだが、両者の違いを極めて簡潔に説明するとすれば「レンズが交換できるかどうか」ということになる。

「それっぽく」ってより趣味性が高く感じられるのはやはりミラーレス一眼の方だ。 首から掛けてもサマになるし、レンズ部を持って構える姿もカッコイイ。 レンズを買い足せば色々な楽しみが見つけられそうな点もガジェオタ心をくすぐるところだ。

しかし、冷静になって考えると果たして自分がレンズを買い足して使い分けまでするだろうか、という疑問に突き当たった。 普段からカバンに入れておいて気軽に撮影したいので、あまりに「カメラ」っぽい大袈裟な外観は避けた方が良いような気がしてきたのだ。

非常にコンパクトでデザイン性の高い製品が増えてきているとはいえ、やはりレンズ部分はそれなりの存在感があるし当然収納もポケットという訳にはいかない。

また、予算的に5万円くらいまでで抑えたいのだが、その価格帯で買えるミラーレス一眼にはそれほど高性能なレンズは付いてこないことがわかった。 どうやら脳内で想像しているようなシャープな画像あるいはキレイなボケ感がある写真はなかなか難しいらしい。 かと言って中古を買うのにも抵抗があるし・・・。

そこで携帯性と性能、そして価格とのバランスを最重要視し「高級コンデジ」と呼ばれるカテゴリーから探してみることにした。

高級コンデジの選択肢

「高級コンデジ」に明確な定義は無いかと思うが、ざっくりと言ってしまえば「ちょっとこだわりのあるセンサーやレンズ等を採用した文字通りお値段比較的高めのデジカメ」という感じだろうか。 例えばレンズ交換こそできないものの超高性能な望遠レンズを備えたカメラなら、たとえボディはコンパクトでなくとも「高級コンデジ」カテゴリーになる。

もちろん、性能を犠牲にせずギリギリまでコンパクトさを追求した魅力的な製品が多いのも特徴で、代表的なのがSONYの「RX100」シリーズだ。

何世代にも渡って売れ続ける高級コンデジの金字塔的モデルでその性能に対する評価も極めて高い。 非常に軽量コンパクトなボディに機能満載なところもガジェオタ心をくすぐる、と良いことづくめなのだが、唯一とも言える欠点がその値段の高さ。 最新モデルだと13万円、しばらく前の世代を買おうと思っても7、8万程度は必要だ。 残念ながら予算的な折り合いが付かず「RX100」シリーズは却下となった。

続いて検討したのがCANONの「G7X」と「G9X」。

これまたコンデジの超売れ筋モデルで評判も高い。 加えて価格もSONYに比べればかなりリーズナブルだ。 正直このシリーズを買おうかとほぼほぼ心が決まりかけた。

伏兵現る  「APS-Cセンサー」搭載コンデジに決定

ところが、情報ばかり集めて耳年増になってしまったのか、どうせ趣味に使うならもう少しマニアックな、多少クセのあるカメラを探してもいいんじゃないか、と思い始めたから始末が悪い。 使ったことも無いのにウンチクは語りたがる典型的なガジェオタと化した自分を戒めつつ、所有する満足度も満たしてくれるカメラ探しを始めることとなった。

結果行き着いたのは「APS-Cセンサー搭載」のコンデジ。 APS-Cというのはイメージセンサーのサイズ規格のひとつで、上で紹介した「RX100」や「G7X」「G9X」が採用する1インチセンサーよりも大きな寸法となる。 1インチでも普通のデジカメやスマホのセンサーと比べればだいぶ大きいのだが、それよりも更にだいぶ大きなセンサーを採用しているというのが最大の特徴となる。

単純にセンサーがデカければ良い、っていうものでも無いのだろうが、色々と調べてみるとこのAPS-Cサイズのイメージセンサーというのは相当高いポテンシャル(抽象的・・・)を持っていることは確かなようで、工夫すればミラーレス一眼や一眼レフカメラに勝るとも劣らないレベルの写真を撮ることができるようである。(それなりの知識と腕は必要であろうが)

何より小さなコンデジのボディにこういう高性能な心臓部が入っている、ということ自体に何とも言えない魅力があるではないか。 クルマで例えるならばライトウェイトスポーツに5リッターV8エンジンを押し込んだかのようなワクワク感、、、よくわからん例えだけども。。。

現在、このAPS-Cセンサー搭載のコンデジを選ぼうと思うと実質2択となる。 まず一つがRICOHの「GRⅡ」というモデル。 代々続く「GR」シリーズの現行モデルということで、多くのファンを持つ名機らしい。

実際現物を見ても、その飾り気の無い武骨なフォルムがめちゃめちゃカッコ良く、それでいて軽量でコンパクト。 マニアウケもするし所有する喜びも満たされそうだ。

しかし5万円台ではちょっと買えそうに無い価格であることと、既に新型(後継)モデルが発表されていて大幅に進化することがわかっているのがちょっと引っ掛かる。 新型はさらにだいぶ値段が上がってしまうようなのでそれを待っても仕方なく、残念ながら諦めることにした。

随分と前置きが長くなってしまったが、結局最終的に私が選んだのはAPS-Cサイズのセンサーを搭載したもう一つのコンデジ、FUJIFILMの「XF10」。 2018年発売の比較的新しいモデルである。

富士フイルムのデジタルミラーレスカメラ「Xシリーズ」・中判デジタルカメラ「GFX」の総合サイト。製品情報や開発秘話、プロ写真家が撮った写真や映像を紹介します。

価格的にも4万円台で購入でき、それでいて大型イメージセンサーのメリットを享受できるという点に惹かれた。

その一方でレビューや口コミを読むと「オートフォーカスの性能がイマイチでピンボケを量産」だとか「手ブレ補正機能が無いのでかなり気を使って撮る必要がある」「ハッキリ言ってド素人が手を出すべきでは無い」なんて書き込みがどんどん見つかり最初は正直かなりビビって躊躇していたのも事実。 だいたい「単焦点レンズ」なんていうズームもできないレンズを採用している時点で極めてマニアックな機種であることは明らかなのだ。

しかし冷静になって色々と考えた結果、別にプロの写真家でもあるまいし、加えて記念写真や記録写真を撮るつもりもない。 完全に自分の撮りたいモノだけを趣味で撮るだけなんだから別にブレブレになろうが失敗しようがいいじゃないか、という結論に至った。

そう、自分が欲しいと思ったモノ、そして直感的により長くより多く楽しめそうと思ったモノを選べば大丈夫なんじゃないかと。

ということで、さっそく先日の第一弾PayPay祭りにて獲得したポイントを使い、追加費用はほぼ無しでこの「XF10」を入手した次第である。

いかがだろうか、まだ一枚も撮ったことが無いくせにこの能書き量。。。

カメラオタクによくいそうな気持ち悪いヤツにはならないよう、重々気を付けながら新たな趣味として楽しんでいければ良いと考えている。

すっかり長くなってしまったので今回はこの辺で。 少し使ってみた後にファーストインプレッションを書いてみようかと思う。

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コメント

  1. Soto より:

    APS-Cの高級コンデジ、XF10いいですねぇ。私も鳥を撮ることがなければ、こういうのが欲しいのですが。同じくらいの価格で超望遠機、Nikon P900を買ってしまったので、しばらく手が出そうにありません。

    • reborn4344 より:

      ありがとうございます。^^ 正直カメラのことは全然わかっていないのでこの機種で良かったのか未だ謎ではありますが、どんどん使って自分のモノにしていきたいと思います。 先輩として色々教えていただくこともあるかと存じますがどうぞよろしくお願いいたします。