ケータイMNP その極めて知的なゲームについて(1)

ケータイやスマホの契約を職業にしているヒト達のことをご存知でしょうか?

専業・兼業、色んなパターンがあるかと思いますが、携帯電話やスマートフォンの契約・MNP(ナンバーポータビリティ)をこまめに繰り返して、その際に得られるキャッシュバックや端末売却代金でお金を稼ぐヒト達がいます。

中には一人で20回線、30回線と契約して何十万、何百万も稼ぐヒトもいるようですが、近年は総務省の指導も入りキャッシュバックも(名目上は)廃止されてきているため、稼ぐのもなかなかキビしくはなってきているようです。 ブログ等でも「もう廃業します」なんていう書き込みをよく見かけます。

私はさすがに何十回線も契約したり毎月のようにMNPを繰り返す度胸もマメさも無いのですが、もともとスマホのようなデジタルガジェットが好きなこともあり複数回線を契約しています。

ちなみに現在使っているのはドコモで妻の分と合わせて5回線を保有していますが、ドコモの場合、回線をたくさん持った方が毎月のケータイ代がグッと安くなる仕組みがあるのをご存知でしょうか?

ドコモにはシェアパックという家族向けにパケットを複数回線で共有できるプランがあります。 私を親回線として契約したら、そこに妻や子供の子回線をどんどんぶら下げていけるイメージです。 親回線は最低でも8千円くらいは掛かってくるのですが、子回線は2千円程度で維持できるので非常にお得感があるプランで、さらに後述する毎月の割引が加わると、ヘタな格安ケイタイより安く維持することが可能になってきます。

但し、そのためには端末を一括で安く、できるだけゼロ円に近くなるように買うことが必要になります。(機種やタイミングにもよるがMNPすれば一括ゼロ円もそれほど難しいことではない)

ちなみに、よく家電店などに貼ってある「実質ゼロ円で買えます!」という謳い文句、これはハッキリ言ってカスです。笑  実質ゼロというのは例えば「定価72,000円の端末を3,000円×24ヶ月払で買ってください。 その代わり毎月の通話料から3,000円を2年間に渡って割り引きますよ。」という契約になります。 ただし割引といっても2年ローンで買っている端末の支払いと相殺されてしまう訳ですから、結局はバカ高いキャリアの通信料を2年間支払わなければなりません。

対して「一括ゼロ円」というのは本当に端末代がタダ、ということになります。 本体代を分割で支払う必要がないわけですから、毎月の割引はまるまる通信料から引かれることになります。 この割引、最近では金額がやや縮小気味ではありますが機種によっては毎月3、4千円が引かれます。 ドコモのシェアパックの子回線でしたらもともと維持費が2,3千円なわけですから、割引額が通信料を上回りマイナスとなり、そのマイナス分は親回線の通信料から引かれることになります。

つまり、維持費より割引額が多い契約を子回線として増やしていけば、親回線含めたトータルの金額がどんどん下がっていくことになり、やり方によっては10回線を維持費ゼロで使うことも可能となってきます。(最近ではドコモもそういう手を使うユーザーに割引を与えなかったりと対策をしているので難しくなってきてはいます) もちろん10回線も番号は必要ありませんので使わない回線は”寝かせ”ておき、端末本体はSIMカードを抜いて未使用新品としてオークションや買取店で売ってしまうという運用になります。

f:id:reborn4344:20170727205216j:plain

知っているヒトにとっては常識レベルのことを長々と書いてしまいスミマセンでしたが、私も一括で安く端末を買ってシェアパックを組むことで5回線を毎月5千円程度で維持してきました。

しかしそのうちの3回線が今月で25ヶ月目になりました。 いわゆる2年縛りの更新月です。 今後はもう毎月の割引もつかずシェアパックのうまみも無くなりますのでドコモからMNPで他キャリアへ移るべく色々と頭を悩ませているところです。

このMNP、どこへ移るか、どのタイミングで、どの店で、どんなプランで実行するかによってその結果は様々になり得ます。 ある意味ギャンブルのような面もありつつ、何百万通りもある手の中から解を導き出す過程は、チェスや将棋のような知的ゲームにも似ているところがあるように思います。(ちょっと大げさですが、、、w)

できれば今週末にMNP実行の予定! あと数日下調べして悩んで、その結果はまた後日ご報告したいと思います。^^

【結果についてはこちら】

www.arukehashiruna.com

シェアする

フォローする