Walk Don't Run

日常にいくばくかのジワリさえあれば

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一度だけ同性に好かれた(かもしれない)話。

大学生の頃なので今から20年以上前の話だ。 当時からエリートボッチだった僕は基本的にヒトリ行動をしていたが、それでも極々たまには知人と食事やスポーツに行くこともあった。(おそらくリア充大学生の40分の1くらいの頻度で)

 

彼とはどういった経緯で友達になったかは全く覚えていない。 授業でだったのかアルバイト先でだったのか、あるいは知り合いの知り合いだったのかも知れない。 スラリとして細面、黒っぽいスリムジーンズをよく履いていた。 同性から見てもかなりのイケメンだったと思う。

 

彼は何かと僕に良くしてくれ遊びや食事に誘ってくれた。 僕のアルバイト先にやってきて「終わったら一緒に海に遊びに行こう」と言われた日のことは今でも覚えている。 当時、海に近いところに住んでいたのでゴハンかお茶を一緒にした後、海沿いにある大きな公園に行った。

 

二人で海を見ながら缶コーヒーを飲んでいた時、 「こうやってこれからもずっと一緒に居られたらいいね」 フレーズは違ったかもしれないが、こんな感じのことを彼は言った。 うぬぼれかもしれないけれど、さすがに鈍感な僕であっても彼が友達以上の好意を持ってくれていることを感じた瞬間だった。

 

当たり前のことかも知れないが僕は同性愛に対して偏見を持ちたくは無いし、当時の自分もそういう人間であったと信じている。 しかし同性どころか異性にもロクに好かれたことが無かったチェリーボーイの僕は何だかすごい怖れのようなモノを感じ、彼にその言葉の真意を尋ねることも特にリアクションをとることもせず、何となくうやむやにしたまま帰ってしまったのだ。

 

案の定というか、結局その後の僕は次第に彼に距離を置くようになってしまい友達付き合いも無くなってしまった。 今思えば勇気を出して告白的なことをしてくれた訳ではなく、単に芸術家肌の彼が感じた風景や季節の美しさをそうした言葉で表しただけだったのかも知れない。 まぁどちらにせよ僕がとんでもなく失礼なヤツだったという事実は変えようがないのだが。

 

もしデロリアンとプルトニウムがあって当時にタイムトラベルができたなら。 今の僕なら彼に言葉の意味を問い直すことができるだろうか。 そしてそれがもし友達以上の好意を表すものであったとしても、「隠すつもりは無かったんだけど、実はとんでもなく女好きなんだ。 ムッツリ型の。」と、おどけたトーンで対処することができるだろうか。  20年以上経った今でもたまにそんなことを考えたりする。

 

 

 

と、僕にしては比較的キレイに締めくくるつもりだったが、もしデロリアンがあったらまず最初にやらなければいけないことが他にある。 ノホホンと毎日を過ごしている自分に「女子大生と自然に触れ合えるのは人生で今だけだ!」と、小一時間いや一晩中説教しに行きたい。 本当にもったいないことをしたと今でも悔やむ40男。 あぁ我が青春よ、、、あぁ女子大生よ。。。 男子大学生諸君、くれぐれも肝に銘じて有意義な学生生活を送って欲しい。

 

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