SNSでフォローしている方の投稿を読んでいて、たまたま見つけたクラフトビールのイベント情報。
開催場所もそれほど遠くないし(近いとも言えないんだけど)、ちょうど家族も用事で出ていて昼もひとりで食べる予定だったのでちょっと行ってみようかと考えた。
まぁこの35度になろうかというクソ暑い中、クーラーの効いた自宅でビール飲んどいた方がよっぽどいいと言われればまさしくその通りなんだけど、ちょっとでも興味を惹かれた場所や催しにはどんどん足を運ぶべきだ、という最近の自分の主義にのっとり参戦を決意。
会場は岸和田の海沿いにあるショッピングモール。
クルマではこれまでに何度も来た事あるけど、電車で行くのはおそらく初めて。 普段であれば楽しい散歩がてらという感じで別に何の問題も無いんだけど、いかんせん酷暑の真っ昼間に歩いて向かうのに一抹の不安はある。
南海の岸和田駅に降り立ち海側に向かって進む。 まぁGoogleマップを見る限りせいぜい1kmくらいだとは思うのでイケるでしょう。
駅前からしばらくの間はこんな立派なアーケードがあるので直射日光も避けられて助かる。 しかし広くて綺麗に整備されている商店街な割にはシャッターが閉まった店も目立つ。 日曜の昼なのにちょっと寂しいね・・・ まぁ飲み屋も多そうなので夜になると活気も出てくるのかもしれない。
アーケードを抜けるとそこから先は日光を遮る屋根も無い。 なるべく日陰を見つけてゆっくりと向かう。 途中の飲食店で何かお腹に入れていこうかとも思ってたんだけど、暑さで思考回路もマヒしてしまい結局目的地までそのまま着いてしまった。
さて、やってまいりました会場に。
ショッピングモールの一角を使っているんだけど、まぁストリートと呼べる程の規模感では無いかも。 でもこのくらいの方が回りやすいし一体感あって良いのかもしれない。
ビールを飲むためには6枚綴りのチケットを買う必要があるようなので受付に向かう。 当日券は3,600円(前売りだと3,300円で買えたよう)、一杯600円か、、、カップは200mlらしいので冷静に考えるとなかなか強気の設定ではあるな。 まぁお祭りだからそんな辛気臭いこと考えたらイカン。
先日行ったクラフトビアバーのマスターが出展者側として立っているのを見掛けたので、覚えてないかもだけど、、、とちょっと不安に思いつつも挨拶してみた。 何とか覚えててくれたみたいで良かった。 「楽しんでくださいね」と声を掛けてもらう。
さぁ何から飲みましょうか・・・とブースに向かう。 パンフレットやホームページを見てブリュワリーや銘柄を吟味してから行くのがベストなんだろうけど、もう暑すぎて細かいことは考えられないですわ・・・
ブラブラと歩きながら眺めているとスタッフさんがおすすめや特徴について話しかけてくれるので、その時の会話の雰囲気で「じゃあそれください」と言ってしまう感じ。 もうそんなスタンスでいいやw
1杯目は姫路から来られていたブリュワリーのHazy IPAにしてみた。 私の場合、とりあえずヘイジーなIPA飲んでおけば間違いない、という馬鹿の一つ覚えみたいなところがあるので。
小さ目ながらも屋外にもフードトラックが並んだスペースがあったので、せっかくだからそっち側で飲んでみることにした。
当たり前だけどとんでもなく暑い・・・幸い海風があるから日陰ならなんとか耐えられるというところ。
あんまり一気に流し込むとすぐ無くなっちゃうかと思って味わいながら飲んでたつもりだったけど、ここで痛恨のミス。 持っていたチラシが風で煽られてカップにあたりビールが半分くらいこぼれてしまった。 ワシの貴重なIPA・・・
テーブルを汚してしまったので何かで拭こうかと思ったのだけど、辺りを見回してもそれらしいものが無い。 店内で紙を調達して戻ってきたところ、スタッフさんかどなたかが既に始末してくれたのかキレイになっていた。 ホント申し訳ないです・・・
気を取り直して2杯目いきましょ。
こちらでケルシュをいただく。
今度はこぼさずに完飲できました・・・ こうやって屋外の熱気を感じながら海を見てひとり飲むのもいいもんだな。
続いては目の前のトラックを見てずっと気になっていたピルスナーウルケルをば。
「ミルコ」という飲み方、本やネットでは見たことあったんだけどたぶん初体験。 スタッフさんが「泡なんですがしっかりとビールを感じられると思います」と言うように、なるほどこういうことか、、、勉強になりますわ。
3杯飲んだら(2.5杯だけども・・・)ちょっとお腹タプタプ感が出てきたので、しばらくモール内をウインドーショッピング。 ほろ酔いだからか何だかいつもと違う感じがして楽しいね。
さぁ4杯目、最初は組み立てを多少は考えていたつもりだったけど、そんなのとっくに崩壊してるな・・・w こういうところにくると良かれ悪かれ雰囲気に流されちゃうし、この暑さの中ではじっくり味わうという感じでも無いから、それはそれで良いのだろう。
多くの種類を飲めるのはいいけど、だんだんと印象も薄くなって記憶もぼやけちゃうし、しっかりビールの味を感じたいというのであればビアバーとかで2、3杯をゆっくり楽しむのが正解かも。 それぞれに良さがある、というところかな。
ちょっと趣向を変えて、ということでオレンジが入ったフルーツIPAというのを。 カクテル感みたいなのもあって面白い。 チビチビやるのも良いかもしれない。
5杯目、こちらのアメリカンIPAで。
少ししょっぱいものが食べたくなってきたので、外のフードトラックでケバブを買ってみた。
余談になるけどフードトラックで売ってるケバブって、店頭の串に刺さったデカい肉塊はラムやマトンっぽくて美味しそうなのに実際出てくるのは安そうな鶏肉、みたいなパターン多くない? 私の勘違いか気のせいなんだろか・・・
「トルコを代表する国民食」みたいなキャッチコピーをうたっているなら、それなりの矜持を期待したい(何様・・・) と言いつつ美味しく頂きました。w
カラダが暑くなってきたのでいったん屋内に戻ってみると、おそらく地元のアマチュアバンドと思われるグループのジャズ/フュージョンぽいライブが始まっていた。
皆が知っているスタンダードをカッコよくアレンジして演奏していて何とも気持ちいい。 ビール片手にだいぶ長い時間楽しませてもらった。 なるほどただビールを売るだけじゃなくて、こういう体験を提供することがフェスなんだな。 色々と新たな気付きがあります。
いよいよラストの6杯目、キウイとマンダリンが入っているというコチラのフルーツゴーゼで締めることに。
再び屋外に出て最後の一杯をノンビリ楽しむ。 まだまだ激暑だけど、もうあんまり気にならなくなってきたな・・・酔いのせいだとしたら危険だけど。笑
海を眺めながら飲み干してフィニッシュ。 突然の思い付きでおっさんひとり参戦したビアフェスだったけど、何だかんだで相当楽しんだな・・・w
良い経験ができました。 来年も開催されるようならまた都合をつけて来てみたいと思う。