英語でプレゼンをすることになった。 ポンコツながらも気を付けたい点をいくつか。

先日、職場において英語でプレゼンテーションをする機会があった。

と言っても、海外の関連会社のスタッフ10名ほどに対して業務内容を簡単に説明するだけで、まぁ言ってみれば身内相手だし、特に難しいことを伝えるわけでは無いので、プレゼンとしては極めて簡単なレベルのものだとは思う。

しかし、私はそもそも英語ができる訳でも無いし、人前で話すのも苦手だし、てかヒトと接するのも得意じゃないし、仕事もあんましたくないし、って何ひとつできねーじゃんかってな事実はまぁ置いといて、簡単なプレゼンを英語でするってだけでも結構なハードルの高さなんである。

そうそうちょくちょくある機会でも無いので、備忘録も兼ねて初心者ながらも今後気を付けたいポイントを書き記しておこうかと思う。

この記事の目次

クチが回らなくなるような難しい単語はできる限り使うな

やっぱり、それなりに若い女性なんかもいたりするとカッコつけてちょっと難しい単語なんかもプレゼンに挟み込んでみたくなるもんだけども、いかんせん普段使ってないもんでアタマの中ではうまく発音できている単語も実際は噛みまくり。 一回噛んで、それを言い直そうとするとまた同じところで噛むという無限ループに突入だ。 やっぱり可能な限りシンプルで短いワードを組み合わせていくのがベターだと思う。

とは言え、同じ単語を何度も繰り返すのはアカン

難しい発音しにくい単語はできるだけ避けるべしであるが、しかし簡単なワードを何度も繰り返し使うのも同様にNGである。 英語のセオリーなんでそこは皆さん気を付けているかとは思うが、セオリーだからと言うよりも、話しているウチに何だか自分がアホのような気がしてきてプレゼン途中に自信を失ってしまうのが何よりアカン。 例えば「大きい」というのを伝えるのに”big”ばかり使うのではなく、”huge” “bulky” “massive” みたいな言葉にうまく置き換えていって使うと話すリズムも良くなるし、何となく「オレ、デキてる」感が醸し出せるので良いと思う。

棒読みになるのは仕方ない やはりカンペは必要だ

理想を言えばやはりプレゼンというのは相手を見回しながら、反応を感じながら進めていくべきであり、カンペを読むというスタイルは出来れば避けたいものである。 しかし私みたいなポンコツの場合、頭では流れを記憶したつもりであっても、いったんどこかでとっちらかり始めると、それを元のレールに戻すのは困難を極める。 冷静を装いつつも声は上ずり脇汗が流れだし耳は真っ赤である。 そういった事態を可能な限り避けるためにやはりカンペは持っておくのがベターだと思う。 覚えているところや得意なところは記憶とアドリブで、そうでないところはカンペ棒読みで、そんなスタイルになっても構わないので保険としてカンペは手元に用意しておきたい。

たとえグダグダでも最初と最後だけは自信ありげに

所詮付け焼刃なんで、ほとんどの場合プレゼンはグダグダになりがちだと思うが、それでも最初の挨拶「○○へようこそ! 私は◯○の◯○と申します」と、最後の締め「以上で私の発表を終わります。 ご清聴ありがとうございました」のところだけは心持ちゆっくり目に自信ありげに発声しておきたい。 もうこうなったら勢いで押し切るしか無い。 最初と最後をキッチリと押さえておけば自然と「オレ、デキてる」感が漂いだすのだと思う。 僕の勝手なイメージだけども。

あ、あと、その場で鋭い質問が飛んできてしどろもどろになるのを避けるため、最後に「ご質問やご不明な点があれば、いつでも気軽にメールで直接コンタクトください」とジャブを打っておくのも忘れないようにしたいところだ。

以上、ポンコツなりに気を付けたいポイントとして挙げさせていただいた。 ここで比較対象として出すのは適切ではないかもしれないが、少人数相手であってもこうやってプレゼンをしてみると、例えばAppleの新製品発表でスーパースムーズでスーパースマートなプレゼンをカマしているヒト達はいったいどういう頭脳とメンタルをしているんだと感嘆せざるを得ない。

カメラの向こうにいる人数も含めれば何百万、何千万という人々が注目する中、全く滞ることもなく、噛みもせず、ときおりウィットも効かせながら万人を惹きつけるプレゼンテーションを行う。 いくらスーパーエリートとは言え、同じ人間なのにこの差は何だろうと考え始め、結局今日もまた落ち込んでしまう次第だ。

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