夜の商店街を散策する。目的地は特に無く。

仕事を終え、ふと思う。

「どこか歩きたい・・・」

理由はよくわからないのだが若い頃から散歩が趣味なのだ。

できれば行ったことの無い知らない街をブラブラしたいのだが、いつもそんな贅沢なことはしてられないので帰宅途中に寄ることのできる適当な場所を探すこととなる。

最近のお気に入りはひっそり静まった夜の商店街だ。 賑わいのある大きな商店街だと比較的遅くまで開いている店が多いが、私が行きたいのは夕方6時半や7時くらいには殆どがシャッターを閉めてしまうような、そしてその後には行き交う人々も極々まばらになってしまうような、地元密着型の小さな商店街。

そんな商店街の中をアテも無くブラブラと歩くだけなのだが、なんとも絵になるシチュエーションに出会うことが多くて妙に興奮してしまうのだから、我ながらやっぱりちょっとおかしいなと思う次第。

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本当はもっと明るく写すこともできるのにワザとちょっと薄暗くダークなイメージにしてみたりするのがイヤらしいが、とにかく雰囲気ムンムンの写真が撮れることがあり何だか嬉しくなってしまう。

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たまーに住人や自転車に乗った通行人に出くわす。 「こんなところでカメラ構えて何してんだ・・・」というごく当たり前の視線を避けるために早目にいったんカメラをバッグにしまうが、周りに人がいなくなるとそれをまたゴソゴソと取り出すので、正直なところメチャメチャ怪しい中年男になっていると思う。 幸いなことに通報されたり職質を受けたことはまだ無いけども。。。

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アーケードの端から端まで歩き切り、ひとしきり満足したら後は帰宅するために最寄りの駅へと向かう。 正直傍から見れば(自分から見てもだが)何のためにわざわざここまでやってきて、そして特に何もせずに帰っていくのか理解不能だろうが、それでも定期的にこうした行動を取ってしまうということは何らかの精神浄化作用があるのだろう。

幸いなことに私が住む大阪には、探せばいくらでもイイ感じの商店街がありそうで、この楽しみ方はまだまだ当分続けられそうだ。 最近はデジカメをいつも持ち歩くようにしているので、また仕事帰りに機会を見つけてブラブラしてみたいと思う。

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