何年か前に奥歯の1本にヒビ割れができて抜歯せざるを得なくなり、その際にブリッジを入れることになった。
ご存知かとは思うが、抜いた歯の両隣の2本を土台として人工の歯を支え都合3本の歯が一体になる形となるので違和感があるのは仕方ないとして、とにかく困るのがブリッジ部分と歯茎の隙間にやたら食べ物が詰まりやすくなることだ。 食事をした後はほぼ100%、ちょっとしたオヤツを食べた後でもだいたいは何らかの食べ物が詰まってしまっている。
強めにうがいをしたり爪楊枝で引っ掛けて取ったりできることもあるが、やはりどうしてもスッキリとしない感じが残り夜の歯磨き時に対処しようと思うのだが、
この手の弓のこ型タイプはまず構造上隙間に入らないので使えないし、
こういったごく一般的なロールタイプのフロスも、特に奥歯の場合は糸を隙間に通すことが難しくて上手く使えなかった。
やむを得ず、ジェットウォッシャーを試してみたり、
こういった細いピックを使って隙間を掃除し何とか対処してみているつもりだったのだが、先日の歯科検診の際にやはり汚れがうまく取り切れていないことを指摘されてしまった。
ブリッジの場合、ただでさえ土台となる歯への負担が大きいのに、その歯に虫歯ができてしまっては非常に困ることとなる。 歯科医に適切なケア方法を相談した結果、薦めてもらったのが今回紹介する「ProxySoft 3in1 フロス」である。
簡単に言ってしまえば予め使いやすい長さにカットされたフロスということになるのだが、特徴はその1本の中に3つの機能を持たせているということ。
ちょっと写真が見辛くて申し訳無いが、まず先端の青っぽく着色してある部分。 ここの糸部分にはコーティングがしてあり、歯茎を傷付けない程度の固さを持たせてある。 そのため口の中でもグニャグニャせずに先端がピンとなった状態をキープでき、ブリッジの狭い隙間をピンポイントで狙って通すことが容易になる。
続いて中間部分の太くなっている部分。 ここは糸の繊維をほぐしたようなスポンジ的な素材となっており、この部分が歯に当たるようにフロスをスライドさせることで隙間の汚れをキッチリと掻き出すことができる作りとなっている。
そして最後の白く細い糸の部分。 ここはいわゆる通常のロールタイプのフロスと同様の使い方ができるので、ブリッジ部以外の隙間はこの部分でキレイにすることが可能だ。
このように通常のフロスとしての機能を持たせつつ、ブリッジ使用者の悩みも解消してくれるこの商品。 実際に使ってみた感想としては、最初こそそれでもブリッジ部分の隙間に先端を通すのに多少手間取ったものの、数回やる内に慣れて簡単に通せるようになってきた。 そしてやはり中間部分のスポンジ状に太くなった部分は細かい汚れもしっかりと取ってくれる感じがして精神的にも気持ちが良い。
実際に私が適切にこの商品を使えているかどうかは、次回の検診時の歯科医の判断を待つ必要があるが、とりあえずこれまでの掃除法に比べれば効果が高そうに感じているのでしばらく使い続けてみようかと考えている。