私は長いこと主にマイカー通勤をしていたのですが、クルマを売却し去年の秋頃からハイブリッド通勤に切り替えました。 まもなく1年になりますので、ハイブリッド通勤をしてみて感じたメリット・デメリット等を簡単にまとめてみたいと思います。
この記事の目次
ハイブリッド通勤とは?
プリウス等のハイブリッドカーで通勤するというわけでは無く、複数の手段を組み合わせて移動自体をポジティブに楽しむ通勤のことを意味します。 駅周辺駐車場にマイカーを停めてそこから電車を利用する、いわゆる「パーク&ライド」も複数移動手段の組み合わせではあるのですが、やはりマイカーを使っている時点でちょっと定義からは外れますね。 まぁ、電車通勤の方も駅までは徒歩や自転車でしょうから複数手段ではあるのですが、ここではあくまで公共交通機関+能動的かつ運動的要素のある自力移動(ウォーキング、ランニング、自転車等)に限定したいと思います。
尚、これは完全に私が勝手に決めた定義なのでご了承ください。。。笑
私のハイブリッド通勤パターン
私の場合、徒歩+公共交通機関+自転車という組み合わせで通勤しています。 まず自宅から最寄駅まで片道約1km、そこから電車、バス、電車と約40分程かけて乗り継ぎ、最後に会社の最寄駅の駐輪場に停めている自転車を片道約3.5km漕いで到着、という感じです。 こうやって書くとすごくメンドくさそうな感じがするかも知れませんが、しばらくやってみたら完全に慣れましたね。 そして自動車通勤と比べても色々なメリットがありました。
ハイブリッド通勤のメリット
快適さとエクササイズのベストバランス!
もちろん、クルマや電車も使わず徒歩だけ自転車だけで通勤できればベストなんですが、そんな恵まれた環境のヒトはなかなかいないですよね。 私の場合は自宅から会社まで片道だいたい15kmくらい。 スポーツタイプの自転車なら通勤範囲とも言える距離ではありますが、やはり一年中毎日となるとなかなかハードルが高いのも事実です。
しかし公共交通機関での移動を組み合わせることで通勤自体を適度な運動にすることが可能に。 1日2kmの歩きと7kmの自転車とはいえ、年間200日通勤するとすればそれぞれ400kmと1400km、こうなると何だか達成感すら感じてきます。 もちろん自宅と職場との位置関係は人それぞれなので、心地良い・無理なく続けられそうな方法・バランスを少しずつ探っていくのが良いかと思います。
お金の節約になる
当たり前ではありますが、やはりクルマを維持するということには諸々のお金が掛かります。 通勤手当が多少出るとはいえ税金や保険料を考えれば年間で10万20万円単位のお金が出ていきます。 クルマを売ってハイブリッド通勤に変えた結果、そうした維持費が不要になったのはもちろん、通勤定期代は全額会社持ち、更には借りている駐輪場の費用(月額1,800円程度ですが)も会社が出してくれていますので、大幅な節約になっているかと思います。(通勤用の軽自動車を売却したが、もう一台あるのでイザという時はそれを使うことも可能 もっと早く1台体制にすべきだったと反省)
やっぱりカラダに良い(はず) そしてメシがウマイ!
僅かな距離・時間とはいえやはり確実にエネルギーは消費しているようで、これまでよりもお腹が減るようになり食事が待ち遠しくなります。笑 食べる量は増えているはずですが体重の増減は無し。
精神衛生上も良い(と思いたい)
クルマで通勤していた時は朝の渋滞に巻き込まれることが多く、結局1時間以上掛かっていました。 事故渋滞や交通規制等があるとなかなか進まない車列にイライラすることも多かったです。 公共交通機関にも遅延は起こりますがクルマ移動に比べたら正確性は確実に上、徒歩や自転車ならさらに正確に時間が読めますので精神的にも楽な気がします。 気が向いたら帰りに散歩やミニサイクリングで気分転換もできますしね。
交通事故加害者となるリスクの低下
上に関係しますが、仕事で疲れていたり夜遅かったりするとどうしても運転時の集中力・注意力が低下します。 以前、仕事帰りに考え事をしながら運転していた際にオートバイとの接触事故を起こしてしまったことがあり、疲れた状態でのクルマの運転は可能な限り減らしたいと考えています。
仕事帰りに飲める!
ヒトによってはこれは最強のメリットにもなるかと。笑(自転車乗ってはダメですが) 私はそれほど飲む方ではありませんが、それでもたまーに仕事帰りに駅近くの立ち呑みで一杯なんてのはやってます。^^
メリットが多い一方、やはりデメリットもあると思いますので、思い当たる点を挙げてみます。
ハイブリッド通勤のデメリット
荒天時の代替手段が必要
特に自転車の比重が高い場合に問題になってくるのが、荒天時をどう乗り切るか。 大雨、雪、強風等の場合は無理をせずに代替手段を使うことが大事かと思います。 ケガや病気をしてしまっては本末転倒なので。
私の場合、自転車移動区間には会社の送迎バスや民間の路線バスが走っていますので、天候が悪い時や気分が乗らない時はこれらのバスを使っています。 それもダメならタクシーもありますしね。 ただ、約1年続けてみて実感しましたが、ホントに天気が悪くて困る日って意外と少ないです。 ちょっとした小雨くらいならポンチョでもかぶっていけばいいと思っていますので、「こりゃダメだ」と思った日数は20日あるかどうか、ってところです。(雪国の方には該当しないでしょうが・・・)
真夏・真冬はやっぱりそれなりにキビシイ
私は大阪なので雪の心配は無いのですが、暑さ寒さはそれなりに堪えますね。。。 特にこの真夏の季節、朝と夕方(夜)なのでなんとかなりますが、昼間に長時間の歩きや自転車というのはちょっと無理そうです。 逆に寒さは想像していたよりかは大丈夫でした。 手袋さえ忘れなければなんとかなります。 むしろシャキーン!と目が覚めるので仕事にも良いかもです。笑
荷物を制限する必要がある
クルマの時は何も心配する必要が無かったですが、特に徒歩・自転車の比重が大きい場合は荷物をいかに減らすかが大事になります。 疲労度・快適性が全く変わってくるので、これを気にする必要があるのはデメリットの一つですね。
寄り道支出が増えがち
これはメリットの裏返しでもありますが、カロリー消費でお腹が空く上に帰宅途中の誘惑が増えるので、どうしても飲み食い支出が増えてしまいます。 正直家までもたないので、私はだいたいカフェやファストフードに寄ってしまいます。。。 ま、そこで本読んだりパソコンしたりもできるので無駄な支出とは言えないですけどね。 逆にここをガマンできるのであればダイエット効果というメリットに一気に格上げです。^^
まとめ
以上、ハイブリッド通勤を約1年続けてみて感じたことを書いてみました。 メリット・デメリットありますが、個人的にはメリットの方がはるかに上回っていると感じましたのでこれからも続けていくつもりです。 カラダにも良く、地球環境にも貢献しますので、周囲から「もしかして意識高い系?」と思われる効果もあるかもしれません。(これはもはや完全にデメリットか。。。w)
もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ゼヒ一度試してみてください。^^