帰り道たまに歩く商店街の中に、もうだいぶ前にはなるけどイタリアンレストランがオープンしていてずっと気になっていた。
大きな古民家?町屋?を改装したようで、古い建物を一部そのまま活かした和風の造りになっている。
庶民的な商店街の中にあって決して敷居が高い感じはしないのだけど、やっぱりイタリアンとなると自分的にはちょっと気軽に入る感じにはなかなかなれずにいた。
素敵な雰囲気でデートとかしているであろうカップルなんかがいたりすると、冴えないおっさんが入ってきてイヤだろうなぁ、、、とか考えてしまい。 完全に自意識過剰だけども。
しかし金曜の夜、ちょっと早めに仕事を終えての帰宅途中、前を通りかかり店内を覗いてみるとたまたま先客もおらずカウンター席も空いているようだったので、とうとう思い切って突入してみることに。
外から軽く見ただけではわからなかったが、内装も元々あった古い建物を残してあるようで、靴を脱いで上がるスタイルになっていた。 コンセプト的はそれが正解なのかもしれないけど、私個人的には靴を脱ぐお店ってちょっと苦手なんだな・・・別に潔癖症って訳ではないけど誰かが何かこぼしたりしたかもしれない床を自分の靴下で歩くのがイヤなのと、あと仕事帰りの足が臭いからドキドキして寛げない。 そこは自分の責任だから何とかしろってな。
それはともかく、実際に上がってみると店内は極めて清潔でお洒落な音楽が流れている素敵空間だった。 都会の中心部にあるようなお店だと中は静かだけど周りのガヤガヤ感が伝わってきてどうも落ち着かないってことがあるけど、ここはもう周囲一帯がのんびりした下町なので何かゆったりとした空気が漂っていて非常に心安らぐ。
ドリンクメニューを見ると美味しそうなビールもあって気になったんだけど、とりあえずは白ワインをオーダーしてみた。 私正直ワインの味の良し悪しが全くわからず、普段はイオンやコンビニで買った一本500円のワインしか飲んでいないのだけど、この白ワインは何と言うか味に立体感があり、トゲが無い丸い感じがしてすごく美味しかった。 ソムリエを呼んでくれたまえ。 銘柄とかちゃんと調べたり聞いたりするような探求心までは無い人間ですみません。。。
アテはパテ・ド・カンパーニュというのが美味しそうだったので、まずはこれを注文。 思ったよりボリュームあるしオシャレな盛り付けでテンション上がる。 ワインに凄く合うしチビチビ食べ進められるから間も持つ(セコい)
実はもう一品、魚を使った料理も頼もうと思って鯵の何とか(忘れた)ってのを注文しようとしたんだけど、漢字の「鯵」がアジだったかイワシだったかわからなくなってしまい「ぃぁじの〇〇をお願いします」って上手く誤魔化して伝えたにもかかわらず売り切れでした・・・残念。
白ワインが美味しくていつの間にか無くなってしまったのでドリンクを追加。 カクテルも色々と惹かれるのがあったのでお店オススメのカンパリソーダにしてみた。
カンパリが何だかあまりわかっていないんだけど、ほのかな甘みの中に立ち上がるほろ苦さ、めちゃめちゃ好みだわ旨過ぎる。 今までお酒売場とかで見てもスルーしてたけど今度買ってみよう。
飲食店でお酒を飲むとこういう新たな学びや気付き、偶然の出会いがあるのが嬉しいな。
さて、すっかり寛いでしまったけど、あまり遅くならないうちに帰らないと。 ごちそうさまでした。
料理やお酒も美味しかったけど、何より流れる空気感が素敵な居心地の良いお店だった。 また来てみようと思う。