ボクのiPad非活用術。

引き出しの奥にしまってあったiPadを手に取り電源を入れる。 予想通り無反応。 無理もない、2ヶ月以上も放置していたのだ。 やれやれ。 僕はカバンから充電コードを取り出しコンセントに繋いだ。

ちょっとカッコいい感じでスタートしてみたものの、全然そんなんじゃありませ〜ん。 今日は僕がいかにiPadを使いこなせてないかについて書いてみようと思う。 ネットやブログを見ているとどこもかしこも「iPadを活用した効率仕事術」とか「仕事でもプライベートでもiPadが大活躍」なんてなことを書いているけど、ホントにみんなそんなにバリバリ活用しちゃってるわけ?? 持て余しちゃったり買って後悔しちゃってるヒトだって結構いるんじゃねぇの〜〜?ねぇねぇ。 ってなことを思っている次第。

導入期

もちろん僕だって買う時はワクワクだった。 初めてのタブレットだったし、どんな素晴らしいデジタル体験が待っているのかと。 それでも一応リファービッシュ品を選ぶことで失敗した時の金銭的ダメージを減らす安全策を取った。 もう今さら常識かもしれないけどAppleのリファービッシュ品は欲しいモデルが見つかればだいぶお得。 ほぼ新品と変わらないクォリティーが安く買えます。

www.apple.com

僕が買ったのは第4世代と呼ばれるiPad。 その後に薄く軽くなったiPad Airが発売になっていたのだが旧型を安く買ってみたのだ。

蜜月期

使い始めは液晶画面のキレイさと滑らかで美しいボディデザインに大満足だった。 YouTube観たりiTunesで映画ダウンロードしたりとそれなりに有効活用。 外にも持ち出してみようかとフリップタイプのケースも購入した。 用も無いのに職場の机に置いておいたりして仕事にも活用している風を装ってもいた。

倦怠期

今のiPad Airはだいぶ軽いが、それまでのiPadは650gオーバーとなかなかの重量級だった。 ちょっとしっかりしたケースを付けようもんなら軽く800g越えだ。 しかも僕が買ったのは16GBのWiFiモデル、映画なんかも容量的にあまり入らないのでオフライン環境ではほとんどできることは無くだんだんと持ち歩いていることがバカらしくなってきた。 セルラーモデルを選ぶべきだったのかも知れない。 でも、それでも結局重たくてイヤになってたかもな。。。

ソフトキーボードでの文字入力にも結局馴染めず。 短文ならむしろiPhoneの方が早く、長文ならやはりモバイルPCで打ちたいということでiPadが中途半端な位置付けになってしまった。

放棄

ならば自宅専用として活躍したかというとそうでは無かった。 結局家でもほとんどのことはiPhoneとPCでやってしまうからだ。 さらに追い打ちをかけたのが(すげーしょーもないんだけども)子供が振り回したミニカーが僕のiPadに激突し、その美しいボディに傷が付いてしまったことだった。 それまですごく丁寧に扱ってきたにもかかわらず、テンションガタ落ちした僕はカバーを捨て去り裸族として生きていくことを決める。 しかし不幸は続いた。 数日後ベッドで映画を観ていた僕は寝落ちして盛大にiPadを床に落下させてしまう。 画面こそ割れなかったもののケースの角が少し凹んでしまい僕もまた盛大に凹んだ。

別に機能に問題が出た訳では無いのに自分でも大人げなかったとは思う。 しかし何というか糸がプツリと切れてしまった感じで新しいタブレットが欲しくなった僕は、今度は画面は小さくても軽量で安く、しかもLTE通信も使えるAndroidタブレットをAmazonで衝動買いしてしまうのだ。 こうしてiPadは引き出しの奥に押し込まれることになった。

もちろんだがiPad自体を否定する訳では無い。 所有したくなるデザインとクオリティーはやはり別格だし、美しい画面と滑らかな操作、使いやすいUIが揃った素晴らしい製品だ。 ただ今回は僕の使い方にちょっと合わなかったのと、これは個人的な気持ちの問題だけども大切に使ってあげようという気持ちが失われてしまったことがこういう結末を招いたんだと思う。

今日、久しぶりに充電して電源を入れてみたがやはりこのまま眠らせておくのは惜しいしもったいないとあらためて感じた。 何らかの方法で復活の道を探ってみるつもりだ。 晴れて表舞台にカムバックしたあかつきにはまたブログで記事にしてみたいと考えている。

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