新世界の夜、なんとなくの直感でお好み焼きを食べる。

大阪はなんばに用事で出たのだが、まだ比較的早い時間帯だったので散歩がてら新世界方向へブラブラと。

ベタな観光地である新世界だが、平日の夜はそこまで人通りも多くなく、またちょっと脇道にそれればイイ感じのこういう商店街なんかもあるので、たまに歩くのにはピッタリだったりもする。

昼間は来た事無いのでわからないんだけど、夜のこの感じは結構好みなんだな。

しばし歩き回った後ふと考えた。 そういえば、今日は家に帰っても晩御飯が無い日だったな・・・ せっかくだし何か食べて帰ろう。

このエリアであれば店は選び放題の串カツ屋にも惹かれたが、満腹になるには結構な金額食べないといけないしなぁ、、、というセコイ理由で却下。

中華料理か居酒屋かな、と思案しながら歩いていたところ、こじんまりとしたいかにも大阪下町といった感じのお好み焼き屋が目に留まった。

串カツ以上にベタだけど安く済むし腹にも溜まるしお好み焼きも良いかも、と迷い始めて店の前で立ち止まっていたところ、向こうからスマホを片手にした白人男性がやってきて「お、ココだ」と言わんばかりに躊躇なく入店。 続いてその男性の友人や家族と思われる女性や子供達も、総勢7名くらいだろうか、どう考えても広いとは思えない店内にどんどんと入っていく。

失礼ながらとても海外からの旅行客向けとは思えない店構えだったのでちょっと驚いたのだが、こうやってここを目当てにやってくるということはガイドブック等で紹介されている美味しい店なのかな。。。と私も俄然興味が湧いてしまい夕食はここで食べることに決めた。

ドアを開けてみると、予想通り店内は細長いつくりでテーブル席はひとつだけ。 あとは鉄板を前にしたカウンター席である。

先程の海外からのグループ以外に先客が二組いたので、私がカウンターに座ってほぼほぼ満席という感じ。

おばちゃんがひとりで切り盛りしているようだが、場所柄インバウンドのお客さんは結構多いのだろう、店内には英語やハングルでの案内がちらほらとあり、おばちゃんも英語交じりの接客で注文を取ったりしている。 外国の子供さんを笑わせたりしてさすがに慣れてるね。

さて私は何を頼もうか。 とりあえずビールと・・・とメニューを見てみると結構高いな。。。 オススメのネギ焼きは1,800円て。 こんな庶民的な感じの店なのに?(失礼)

お好み焼きも海鮮が入ってると2,000円近くするのよね、、、これはちょっと想定外だわ。

しばらく悩んだ結果、一番お手頃そうな豚玉980円を注文。 まぁこれくらいなら。。

でも、たぶんこの値付けはインバウンドを見越してのおばちゃんなりの戦略なんだろうね。 おそらく海外からのヒトにとっては全然高くは感じないんだろうし。

まさかこんな店(こら)で日本の貧乏化をあらためて突き付けられることになろうとは。

さて、やって来ました豚玉が。 こうやってカウンターの鉄板で食べるの久しぶりかも。

うんうん、肉も結構入っていて美味しい。 見た目よりボリュームもあってお腹も満たされる。

そしてやはりなんといってもビールにお好み焼きの組み合わせは最高w

普段あんまりひとりでこういうお好み焼き屋に来る機会が無いけど、ブラリと入って一杯やりつつ食べるの悪くないね。 いや悪くないというか良い。

また機会みつけてやってみよう。

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