初詣客がひと段落した1月上旬のある日、仕事帰りに途中下車して住吉大社に立ち寄ってみた。
ほんの少し前まで数十万人の参拝客でごった返していたとはとても思えない静けさで、自分の他に人の姿は見えない。
雨はもう止んでいたものの濡れた石畳が提灯と月明かりに反射し、ウットリとするような美しさ。
異世界に迷い込んだような神秘的な体験をした後、南海住吉大社駅をはさんで反対側の公園にある飲み屋横丁「汐かけ横丁」を覗いてみる。
ここはオープンしてまだ半年経ってないくらいのはずなんだけど、正直キビシイ状況であることが伺える。 週末や祝日の状況はわからないけど、私が平日の夜にちょくちょく見る限りほとんどの店が閑古鳥が鳴いているので。
最初は面白いコンセプトだなぁと思ったものの何かが足りないんだろう。 サラリーマンが多い駅でも無いので仕事帰りにちょいと一杯といった客層も少ないのかも知れない。
素人ながら飲食業の厳しさ難しさをつくづく感じてしまう。
微力ながら応援する意味でもこの横丁で何か食べて帰ろうかと思ったものの、なんとなくその日の気分的にピンとくる店が無く断念。 駅近くにあって前からちょっと気になっていたインドカレー屋さんに入ってみることにした。
昼ご飯をあまり食べておらず空腹だったのでカレーとナンを注文。 名前を忘れてしまったけど魚の入ったカレーを辛口で。
カレーはビンダルー?っぽいかなり酸味が効いた感じで自分好みだった。 そして余裕コイて辛口にしたけど思ったより辛い、、、 冬だからカラダが温まってちょうど良いかも。
スパイス効果でポカポカになって再び家路に。 特に何をしたということもない寄り道だったけど住吉さんの力なのか不思議な充実感のある夜だった。