奈良の御所に日本酒「風の森」を買いに。激シブ商店街に出会って街歩きが捗る。

「風の森」という日本酒が人気なのはしばらく前から知っていたのだが、その蔵元がそう遠くない場所にあることがわかり用事ついでに行ってみることに。

駅近くに車を停め市街地へ向かって歩く。 ちなみに電車で行く場合はJRと近鉄が使え、特に近鉄は終着駅になっていてかなり趣き有り。

JRの線路沿いには小さな商店街があったが開いていそうなお店は無かった。 居酒屋があったので夜になれば印象も違うのかも。

線路を越えると目の前になんだかとんでもなくカッコイイ商店街が現れた。 この屋根と看板の雰囲気、かつての栄華を感じさせる。

週末とはいえ雨模様だったので付近を歩いている人はほぼいない。 ちょうど写真も撮りやすいなと思い、辺りをしばらく散策してみることにする。

まず目に付くのが廃墟と化した元パチンコ屋。 看板こそキレイだがその奥には乱雑にものが置かれ、夜に見るとちょっと怖いくらいかもしれない。

もう営業していない喫茶店。

開いているお店は5,6件といったところか。 ちなみに歩いている人はほぼいないけど車はそこそこ通るので注意。

それにしても立派な屋根と照明だ。 昔はさぞかし賑わっていたのだろうな・・・

御所には水路も多く、商店街の店舗の間にもこんな雰囲気ある流れが見られる。

アーケードを抜けると雨もほぼ止んでいたので、風の森の蔵元に向かいつつ御所の街並みを歩いてみることに。

しかしこの御所という所、なんとも良い建物が多い。 こういった街並みは妙に観光地化していると興醒めなのだが、本当に自然にそこにあるという感じで年月を重ねており、人の少なさと相まって昭和もしくはもっと以前の世界にタイムスリップしてきたような感覚を味わえる。

この街並みの中にあるのが日本酒「風の森」を造っている「油長酒造」さん、

油長酒造株式会社 | 風の森、鷹長、日本清酒発祥の地から

土日なので開いていないし、そもそも営業日でもお酒の直販はしていないので来てもしょうがないと言えばそうなんだけど、まぁ一種の聖地巡礼みたいなもんですかね・・・ 来ることに意味がある、みたいな。 風の森は近くの酒販店で買えることを確認済なので、ここは眺めるだけで満足です。

ひとしきり街ブラして楽しんだところでちょっと空腹を覚えたので軽く飲み食いできそうな飲食店を探すことに。 しかし今まで歩いた範囲にはそれらしきお店は無さそうだなぁ、、、いや、そういえばアーケード商店街の中に喫茶店があったはず。 ということで戻ってきてこちらに。

入店してみると先客は無し。 窓際の4人席に座らせてもらう。

ここもなんとも言えない昭和感が漂っていて良い。 メニューらしきものがテーブルに無かったので「何か軽く食べられるものとかもありますか?」と尋ねてみると「今日はカレーとか焼きそばとかなら出来ますよ」とのことなので、ホットコーヒーと焼きそばを注文してみる。

なんてことないシンプルな焼きそばだけど、こういうのが良いんだよな、、、美味しい。 コーヒーにミニロールケーキが付いてくるのも嬉しいね。 ごちそうさまでした。

最後に風の森を買うために「東川酒店」さんに。 アーケード商店街を抜けたすぐ先にあります。

東川酒店は近鉄・JR御所駅にも近い地酒のお店です。奈良県御所市の地酒【風の森】【篠峯】【櫛羅】【百楽門】などを取り扱っております。

店内には御所の地酒の他にも「奈良醸造」さんのクラフトビールなんかも置かれており、お酒好きにはたまらないラインナップ。

今回はとりあえず風の森を2種ゲットです。

余談になるけど実はこの翌々週にもここに来て日本酒買ってしまった。。。 同じく御所の「千代酒造」さんの「篠峯」をば。 ちょっと飲み過ぎだな・・・

いやぁ、御所の雰囲気好きだわぁ、、、理由はよくわからないけど何となく好きな街というのは確実にあって、まさにそこに当てはまる感じ。

ちなみに鄙びた魅力がある一方で、最近はまちおこし的な動きもありお洒落なお店やお宿、銭湯などもできているようなので、またあらためてゆっくり訪れてみようと思っている。

江戸時代の町並みを残す「心潤う御所」に泊まる旅。ご宿泊、お食事などご予約いただけます。ゆったりした時間のなかで、心身ともに満たされる時間をお過ごしください。

【今回歩いたエリア】

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