【その6からの続きです】
前回「完成車で考えた方が良さそうだな・・・」とか言った舌の根の乾かぬ内で大変恐縮なのだが、やたら気になるフレームを見つけてしまい動揺しているのでここで紹介してみたいと思う。
それがこの「MARINO BIKE」 なんと南米はペルー、リマ発のブランドである。
ホームページによると、元々趣味で始めたフレーム製作をビジネスにしたそうで、すでに15年以上の実績を持つとのこと。
肝心のフレームはこんな感じ。(フルサスも作っているそうだが今回はハードテールだけ抜粋)
私が興味を持った理由は、細身のクロモリパイプで組まれたルックスが好みというのもあるが何と言ってもその価格の安さ。(またそれかと・・・) ハードテールMTBのフレームなら250USドルから作れてしまうのである。
しかもこのwebオーダーフォームを見てもらうとわかるように、オーダーできる範囲は各チューブの長さやアングル等のディメンションはもちろん、ホイールサイズ、ヘッドチューブのタイプ、BBサイズ、エンドタイプ、ブレーキマウント、ガセットの入れ方、ケーブルルーティング等々に及び、完全なるフルオーダー。
最近のトレイルバイクっぽい仕様から、ダートジャンプ系、トライアル系まで、対応できる範囲はほぼオールジャンル。 もちろん仕様によって多少の追加料金は掛かるものの、それでもフルオーダーフレームとしては破格の安さといって良いだろう。
私がオーダーするなら、今回は26インチのシングルスピード、ダートジャンプ系を考えているので、フレームワークはシンプルに、トラックエンドにしてリアセンターを可能な限り短く。 その他のジオメトリーについては知識も無いので、メジャーブランドの同じようなカテゴリーのバイクを参考にして作ることになるだろう。
気になるこのブランドの評判であるが、残念ながら日本からオーダーしたヒトは極めて少ないと思われブログ等も僅かしかヒットしない。 必然的に海外のサイトを見に行くことになるが「すごく気に入った」という声もあれば、「とんでもなく重い」とか「リヤタイヤがセンターに入らない」「クリアランスが小さすぎてクランクとチェーンステーが接触する」「納期は当初予定の倍はみておけ」みたいないささか不安になるものもあって、こればっかりは一か八かでエイヤといくしか無さそうである。 まぁ、シンプルなハードテールなら大丈夫だろう、と楽天的に考えて。
そんなことより、一番ソソられるのは日本から見て地球の裏側ペルーとやり取りしながら自分だけの仕様を作ってもらうこと。 それがはるばる海を越えて手元にやってくることである。
こんなにワクワクする遊びがあるだろうか。 多少のリスクはスパイスと考えられるような人間でありたいものだ。
シッピングコストはそれなりに掛かるものの、フレーム2本まとめれば送料は1本分で済むと書いてある。
「私も欲しいんで良かったら一緒にオーダーしません?」
もしそんな声を掛けられたらおそらくイチコロである。 そのくらい追い詰められている・・・
共に人柱になりませんか?
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