またやってしまったと思う。
アウトドア活動全くしないのにグッズ買ってしまう病の再発だ。
今回はsnowpeak社のガスランタン「ノクターン」(GL-140)だ。
正直、必要かと言われれば全くイラナイ! ただ、そのフォルムと揺れる炎を眺めるというロマンに惹かれてしまったのだ。
3,500円という「ちょっとだけ他をガマンすれば買えるな・・・」となりがちな極めて絶妙で危険な価格設定。 そしてその手にまんまと引っかかってしまう自分。
このアルミや真鍮、ガラスの素材感を活かした外観がとにかくソソる。 自分にとっては手にして眺めているだけでほぼモトは取ったようなものだ。 何なら机の上にオブジェとして飾っておくだけでも良いのかもしれない。
ちなみにsnowpeakのOD缶ガスも一応一緒に買っておいた。
手持ちの他社製でもおそらく問題無いかとは思うものの、まぁ320円だしな、と。
OD缶に取り付けてみるとこんな感じ。 カッコイイ!!
やはり110サイズのガスがバランス的にも可愛らしくていいんじゃないかなと思う。
さて、本来であればフィールドに持って行ってキャンプのナイトライフのお供に、といった感じでレビューすべきところだが、完全インドアマンにもちろんそんなことはできない。
よって自宅ベランダにて初着火式を執り行うこととする。 家族が寝静まった夜中にベランダに出てコソコソと、、、しかし厳かに。。。
着火自体はとてもシンプルだ。 器具栓ツマミを少しずつ回してガスを噴出させながら、ライターの炎を近づけてみると一発で着火した。 マッチだといつ火が着くのかドキドキしてしまいそうなので、やはり柄の長いチャッカマンのようなライターがあると便利だろう。
他の方が書いたレビューを見ると「ランタンとして使うにはいささか明るさが足りない」といった声が多いが、私の場合はもちろん全く問題ない。 だってベランダだから。 むしろどうやってここに暗い状況を作り出すかというのに苦労しているくらいだ。
もちろん最近のLEDランタンの方がはるかに明るくて便利なのは言うまでもないが、これを買う人にとってそんな比較はそもそも何の意味も無いであろう。
雰囲気を楽しむために、敢えて光量を抑えてみることに。
器具栓ツマミを絞って炎を小さくすると、もちろん明るさは低くなるのだが、そのぶん炎の揺らぎが良く見えるようになり風情が出る。
消えるか消えないかまでギリギリに絞った状態も、儚げな感じが何とも言えず良いのである。
ユラユラと揺れる炎はなんとも心地よく、眺めているだけで癒される。 焚き火の炎には精神を落ち着かせる効果があると言われるが、確かに何だか穏やかな気分に。
好きな音楽でも流しながらウィスキーでもやりたい衝動に駆られるが、ここはベランダ、ご近所さんの手前あまりリスキーなことはできない。
折り畳み式のアウトドアチェアに座り、あくまで自分は山奥のキャンプ場にいると思い込みながらボンヤリと炎を見ていた。
正直自分にとっては無駄な買い物であることは否定できないのだが、これはこれでまぁいいんじゃないかな。。。
いつの日か、ちゃんとアウトドアで使ってあげられる日が来ると良いのだが・・・