先日ランニングシューズを新しくしたのだが、ある程度の距離を走るとつま先のあたりを中心にちょっと痛みというか擦れるような感じがあり、その原因のひとつとしてソックスがあるのではと考えた。
今まで正直ソックスについては何も考えたことは無く、主に普段履いている3足千円とかのファッションソックスをランニングにも使っていた。
ただ、結構薄めの生地のものを履いていたので、ただでさえちょっとサイズにゆとりがあり過ぎる感のある新しいシューズの中で足が動いてしまうのが良くないのかもと思い、もう少しクッション性の高い生地を使ったランニング用のソックスを買ってみることに。
大型スポーツ店やショッピングモールを回ってとりあえず3足購入。
1足1,500円とか2,000円近くするので、これだけでかなりの贅沢感あるな・・・ なにせ普段が3足で1,000円だし。。。
早速ランニングで試してみたいけど1回で3足履く訳にもいかないから順番に。
まずは売場で見てもネット上の評判を見てもかなり定番として売れていそうなGoldwinのものから。
5本指タイプもあったけどノーマルを選択、長さはQuarterと呼ばれるものでおそらくラインナップ中では真ん中の長さかと。
色は白を選んだのだけど、足首の後方にワンポイントが入っているだけの超シンプルデザイン。
ただ、部位によって異なる厚みやパターンの生地が複雑に組み合わされていて、ただのシンプルなソックスでないことは見た目からも伝わってくる。
つま先とかかと部分はクッション性の高そうな厚みのある素材、一方で甲や土踏まずの部分は通気性とサポート力に優れた構成になっているようだ。
実際に足を通してみるとかなりタイトというか、履くのに結構苦労するというか、土踏まず部が絞られているので手繰りながら少しずつ丁寧に足を入れていく必要がある印象。
もちろん一旦ちゃんと履いてしまえば過度にきついということは全くなく、むしろ土踏まずのあたりがキュッと締め上げられているようで気持ちいい。
専門的なことはよくわからないけど、こうした構造が長距離長時間を走った際に効いてくるのだろう。
15km程度ランニングしてみて、目論見通りつま先部分の痛みがほぼ解消されているのを確認。 もちろんシューズが馴染んできたこともあるだろうから一概にソックスのおかげとは言い切れないが、やはり専用のものを履いているという精神的な安心感も出るし買って良かったかも。
ひとつだけ、これは性能とかには全く関係なくて個人的好みの問題だけど、真っ白のソックスって実は意外と合わせづらいな、とは感じた。 なんだろう、シューズやウェアも白系だったらそんなこともないんだろうけど、ここだけやたら浮き上がって見えちゃうのよね・・・
まぁ、真新しいから余計にそう思っちゃうのかも。 どちらにせよこれは商品の問題じゃない。 他に黒やブルーといったカラーも用意されてるわけだし。
続いて別の日に試したのがコチラ。
モンベルだし「トラベル」とうたわれているから厳密にはランニング用ソックスではないんだけど、生地を触った感じと説明文を読んでみて何か履いてみたい気がしたので。
この「wickron」ていう素材もちょっと気になる。。。 なんだかんだ言ってモンベルの商品には謎の絶対的信頼感持ってるんよな・・・
左右別デザインでつま先やかかと部はちょっとザラザラしたような手触りの面白い生地になっている。 これがwickronなの?(適当)
こうやって細かくソックスを見る機会なんてそう無いけど、やっぱりこれだけ複雑な作りになるなら値段が高くなるのも納得できる。
先のGoldwinに比べると脱ぎ履きはこちらの方がだいぶ楽。 何というか気楽に履ける感じ。 まぁランニング専用じゃないからそうじゃなきゃ困るけども。
同じく15km程度走ってみたがつま先はじめ各部痛くならず。 気のせいかもしれないけどかかと部のクッションもかなり効いているような。
素材の性質上かややゴワゴワした感じがするので、ツルツルスムーズな生地が好きな人にはちょっとだけ違和感ある可能性も。 ヘビーデューティーなイメージだしトレッキングやトレイルランにピッタリなのかも。
最後はコチラ。
「岡本株式会社」さんについては知らなかったのだけど、ちょっと調べてみたら靴下のスペシャリスト企業であり数多くの有名ブランドのソックス生産を手掛けている模様。 なんとなくこういうメーカーの製品は信頼できる。
ちなみにあの「オカモト」さんとは別の会社みたいですね。 まぁどちらも履くという意味では(コラ)
左右別デザインになっており、購入したカラー「蛍光ライム」は鮮やかな発色。 コーディネイトは難しいのかも知れないけど単純にテンション上がる色で、せっかく専用ソックスを買うのであればこういう気分がアゲられるものを選ぶべきなのかも。
足を入れてみるとこれは非常に履きやすい。 3足の中では一番スムーズに脱ぎ履きできるかも。 その分サポート力はちょっと弱めな感じなのかな。
でも実際に履いて走ってみてもサポートの弱さやデメリットは何も感じなかったので、結局出番としてはこれが一番多くなってるかも。 競技や大会などにおいては性能第一なんだろうけど私のようなたまに適当に走る程度のランナーにとっては脱ぎ履きのしやすさだったり、単にデザインや色の好みといった要素が実は重要なのかも知れない。
グレーの部分の毛羽立ちがちょっとだけ気になるので、耐久性についてはしばらく使ってみてから判断したい。
結論として、正直なところこれら3商品の性能差とか特徴を判別できるほどの能力や経験値が無くて上手く説明できないんだけど、普通のソックスを履いて走るのに比べればやはり格段に快適なことは実感できたので、これからはちゃんとランニング用ソックスを使っていこうと考えている次第。