敢えて26インチMTB作りたいよね?って話【その13:サスペンションフォーク入手】

【その12からの続きです】

サスペンションフォークをどう入手しようかとずっと考えていた。

新品のRockShoxやFOXが買えれば一番良いのだが、もちろんそんな贅沢はできない。 海外通販サイト等でお値打ち品が出ていないかちょくちょくチェックしていたが、比較的お手頃なSR SUNTOURあたりでも条件に合いそうなモデルは手が届かない感じ。

かと言って中古を買うのもなぁ、、、と悩んでいたところ、以前Amazonで見かけて気になっていた中華フォークの未使用品がヤフオクに出品されているのをたまたま発見。 ちなみにこのモデル。

安いわりにクチコミの評判も良く一時期ブラック26インチモデルの購入を考えていたのだが、いつの間にかAmazonで売り切れになってしまい販売再開の気配も全然無い。 そんな訳でそのまま立ち消えになってしまっていたモデルが偶然目の前に。 未使用品で価格も少し安い、ヤフオクの割引クーポンも使える、そして手持ちのPayPayでも支払える。 これは運命(大袈裟)だと感じ、その場で即落札してしまった。

すぐに支払い手続き完了し、翌日に届いた商品がコチラ。

おー、結構カッコイイんじゃないかい? 実物はめちゃめちゃ安っぽかったらどうしようかと心配していたけど、とても1万円ちょいとは思えないですよ。

外観上の一番の特徴が左右のレッグをつなぐアーチが後ろ側にあるリバースアーチデザイン。 まぁぶっちゃけ、こだわりとかと言うよりもManitouの丸パクリ感ありありではありますが。。。

ん?なんかレッグの下の方に丸いシール貼ってあるな、、、

って650B(27.5インチ)って書いてあるよ! 26インチモデルで出品されてたのに!!

出品者に確認してみたところ、どうも購入時にメーカーから間違えて送られてきていたのに気付いていなかったらしい。 うーん、どうしたものか、、、としばし思考停止してしまったが、冷静になって考えるとフォークは27.5インチでも良いような気がしてきた。

このフォークを付けようとしているフレーム、GTのRUCKUSは元々下り系のハードテイルということもあり、ある程度長めのストロークのフォークを入れることを想定したジオメトリーになっていることが考えられる。 だとするとこのフォークの100mmストロークというのは少し短すぎるのかも知れない。

ネットで画像を検索してみると、結構長めのフォークを入れているバイクの方が何となくしっくり来ているような気がするのだ。 例えばこんなのとか、

あるいはこんなのとか。

まぁこれはやり過ぎ感出てるけども。。。w

ただ、フォークが短すぎるとヘッドアングルが立ち過ぎて寸詰まり感が出ちゃうんだな、やはり。

こういう感じがあまり好みじゃないので、フォーク長はある程度あった方が良いのかも知れないのかなと。 純粋なダートジャンプバイクであればストローク短めで低く構えたスタイルがカッコイイんだけども。

そもそも26インチフォークでストローク長め、もしくは調整可能なモデルを買えていれば何の問題も無いのだけど、結果的に100mmストロークくらいまでしか選択肢が無かったので、だったら同じ100mmストロークでも敢えて27.5インチフォークを選ぶことでフォーク全長を長くしてあげるという訳。

26インチフォークと27.5インチフォークでは肩下寸法が20mm程度違うので、実質120mmストロークのフォークを入れたのと同じ(厳密には違うけども)ジオメトリーになるはずだ。

想像の範囲だけど何となく見た目的にはその方がしっくり来そうな気がするし、あるいは今後もしフロントに27.5ホイールが使いたくなった時にも対応できる。 そう考えれば27.5インチモデルでもまぁいいか。 ものは試しでこのまま使ってみよう。 禍を転じて福と為すかもだし。

という訳であらためてフォークをじっくりと眺めてみる。

エンドは通常の100mm幅クイックレリーズタイプ。 今の主流は完全にスルーアクスルタイプだけれどクイックタイプの安い中華完組ホイールを使うつもりなので。 ディスクブレーキのストッピングパワーでホイールがズレる、なんてことも言われますが、スルーアクスルが出る前はプロでもクイックでダウンヒル走ってたんだし、まぁなんとかなるでしょう。

ディスク台座は160mmローター対応のポストマウントになっているのでキャリパーそのままポン付けでいけそう。

クラウン右側にはロックアウトレバー。 手で押してみた感じでは一応ちゃんと効いてました。笑

左側はエアバルブで、アルミ削り出しのキャップが付いていて結構高級感ある。

外すとこんな感じ。 手持ちのサスポンプでいけそうな感じで一安心。 そしてやっぱりエアサスタイプにして良かったなと。 コイル(スプリング)タイプの安物サスだと一気に1kg近く重くなったりするんで。

レッグ裏側には特に調整機能は無いので、エア圧で良さげなポイントを探る感じになりそうですな。

左レッグには体重に応じた適正空気圧が書かれたステッカー。 右レッグには「クロスカントリーとオールマウンテンのみ使用可、ダートジャンプやダウンヒルは不可」の注意書き。 まぁ確かにこれで本格的なダートジャンプやダウンヒルするなら自己責任だな。。。w

あと目立つところとしてはステッカーの貼り方がめちゃめちゃ適当。笑

全体のデザインや質感は悪くないのに何でこういうとこで手を抜くかな。。。 あまりにヒドイところは早速全部剥がしてやりましたよ。

最後に、気休めかもしれないけどSRAM BUTTERを薄く塗って何度かシュコシュコとストロークさせておいた。

RockShox用のグリスだけど、まぁ別に害は無いでしょう・・・たぶん。

という訳で大物パーツ、サスペンションが手に入ったので次回からフレームに組み付けていこうと思う。

正直なところMTBのキモとも言えるサスペンションくらいはちゃんとしたものを入れてあげたいところだが、怖いもの見たさ(何よりお金が無い)もあってキワモノに手を出してしまったな・・・ すぐに壊れたり折れたりしないことを祈ります。。。

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