前編からの続きです。
【前編はこちら】
駅西口側のブラリを堪能した僕はいよいよ本日のメインディッシュ、東口へと降り立った。
西口と違いこちらには特に何もない。
そして駅から2分も歩けばこんな風景が広がる。 先日の豪雨でエライことになっとるな・・・橋げたにメチャデカい木が引っかかってるし。
当日周辺の住民はさぞかし怖かったことだろう。
そして、なぜかやたらトリッキーな場所に建っているイズミヤ。 駅からクルマで行けないのに何でこんなところにあるんだろうと不思議に思ってたけど、逆側に住宅地があってそっちからのアクセスがメインのようだ。
小径でかわいらしいカフェを発見。 メチャメチャ静かな場所だし、読書でもしたら超絶はかどりそう。 いつか本を持って一度入ってみたい。
一度駅方面に引き返し、今度は違う道へ。 駅から1分の距離でこの風情。
橋を渡ってこんもりお山の方へと向かってみる。
一応は旅館なんかも少しあるんどす。 スナックて書いてあるけど営業してるんだろか。。。
昨夜の雨でまだ湿っている階段を登ってゆく。
ここで駅から4,5分程度。 それでこの紅葉が見られるとは何とお手軽な。
もう少し登ると温泉旅館「河内長野荘」がある。 駅から徒歩約8分。 ここは以前にテレビの旅番組で見てから何となく気になっている。 まぁ自宅からそんなに遠くない場所だから泊まる必要性は全く無いんだけども。。。
「河内長野荘」からもう少し歩くと遊具施設もある広場みたいなところに出る。 平日は全然人影無し。 右奥のベンチにスーツ姿の男性がヒトリ。 サボリーマンかな、、、いい場所知ってんなオイ。
こんな休息所もあるが木々に遮られ眼下の景色は望めず。
紅葉の中を更に上へと登ってゆく。 この先に小さな展望台があるはずだ。
とうとう展望台に到着。 とはいえここまで駅からわずか15分程度。 そして平日ならほとんどヒトもいない。 忙しい現代人にもピッタリなリフレッシュスポットであることがわかっていただけるかと思う。
しかし距離が近いことの代償として勾配は相当にキツイ。 夏場なら汗だく必至である。 この季節にもかかわらず、私は途中でジャケットを脱ぎ、それでもまだ暑くて展望台ではTシャツ一枚になったくらいだ。 ここならまず誰も来ないだろうと一瞬全部脱ぎたい衝動に駆られたものの、そこはなんとかガマンした。
展望台からの景色をしばらく楽しんだ後で折り返すことにした。 下りはラクラクかと思いきやその急勾配に膝や足首が崩壊しそうになる。 トレーニングにもピッタリな場所かもしれない。
下り途中にて。 いくらお気に入りスポットだとしてもここに家を買う男気は自分にはまだ無い。
下りは流石に早い。 10分ちょっとで駅前まで戻ってきた。 なんだかすごい場所に作られた駅前駐輪場。 他に場所無かったんかい。。。 先ほどのイズミヤスーパーといい、なんかクセがスゴイ建築物が多い。
看板がハゲハゲでちょっと見にくいけど「プラザ阪下」というモトクロスオートバイのコースが駅からわずか200メートル程の距離にあるのも河内長野の特徴だ。
駅のすぐ隣にオフロードトラックが広がっているのがわかると思う。 こんな街って他にあるだろうか。 実は僕は20年以上前にマウンテンバイクの草レースに出るために一度ここプラザ阪下に来たことがあるはずだった。 今回周辺を歩いてみて当時の記憶が残っているかどうか確かめたが、残念ながら何ひとつとして覚えているものは無かった。
かつてはそれなりの目標と目的を持ってこの地を訪れた青年が、20数年の時を経てこんなどうでもいい記事を書くおじさんとなって戻ってくる。 人生の巡り合わせとは本当に不思議なものである。
こんな感じで最後はちょっとしんみりとブルーになってしまったのだが、ブラリ歩きが好きなヒトならばここ河内長野駅周辺は間違いなく楽しめるスポットだと思う。 機会があればゼヒ一度訪れてみていただきたい。