所要で家族が不在の平日夜、夕食の用意をしていないので仕事帰りに食べていくことにする。 ついでに飲んじゃおうかと。
ちょっと買い物したいものもあったので大都会なんばへ出てみる。 しかし一時期はなんばも結構人が減って静かになっていた感があったものの、コロナも明けて一気に賑やかになったな、、、外国人観光客の増加っぷりが本当にスゴイ。 良いことなんだけどめぼしい飲食店はどこも結構混んでて、ひとりでゆっくりできそうな感じのところが見つけられそうになかったので、ブラブラと歩きながらなんばから離れてみることにした。
と言っても、いつもだいたい行く方面は一緒なんで新規開拓という感じでも無いんだけど。
結局行き着いたのはなんばのひとつ隣の駅前、一駅離れただけなんだけど人通りはほとんど無くなって急にうら寂しい雰囲気が出てくる。 こういうところで静かに楽しみたい気分だったんで近辺でお店を探してみる。
美味しそうなラーメン屋やスパイスカレー屋なんかにも惹かれたんだけど、まったり飲むには向いていないので居酒屋系に絞ることにした。
以前に一度寄ったことのある海鮮系居酒屋の前を通ったので、何気なく店頭のメニューを眺めていたら中から店員さんが出てきてバッチリ目が合ってしまう。
「良かったらどうぞ」
と言われて立ち去るのもおかしな感じがしたので
「まだいけますか?」
と訳のわからない返しをしつつ入店することにした。 まだ21時にもなってないわ!
でも、この店は前回美味しかった記憶あるので結果オーライでしょう。 むしろキッカケつくってくれた店員さんに感謝しておこう。
さて、まずは飲み物を。 歩いて結構汗かいたのでハイボールを注文。 あと、お腹は減っていたものの最初はアテ的なものから入ろうかと、らっきょうの醬油漬けとワカサギの南蛮漬けを頼んでみた。
こういうのをチビチビやるのがひとり飲みの醍醐味なのかなと。
ハイボールを飲み干してしまいハテ次はどうしようかと店内を見回してみると、壁にオススメの日本酒がズラリと貼ってあるのが目に入り辛口のヤツを注文。
日本酒に合う食べ物を、、、アテじゃなくてちゃんとした食事を取ろう、とメニューをめくっていると旨そうなお鍋の写真がたくさん。
「これって一人前でも頼めるんですか?」
「はい、もちろん大丈夫ですよ」
もつ鍋やキムチ鍋なんかにもソソられたのだが、何となくあっさり系のお出汁が飲みたい気がしたので鶏肉がいっぱい入った塩だしのちゃんこ鍋にしてみる。
正直、居酒屋でひとり鍋というのは食べたことないかも知れない。 混んでる店だとちょっと気恥ずかしい感じがしそうだが、幸いにもカウンター席には私だけなので堂々と楽しませてもらおう。
程なくカセットコンロが運ばれてきて鍋がセットされ着火。
グツグツと煮えるのを見ているのもなかなか楽しいもんだな・・・ いい匂いもするし。
せっかくだから動画も撮っておこうとスマホを向けたところに店員さんが火力の調節に来てくれてちょっと恥ずかしかったけども。
大きめの鶏肉に火が通ったところで火力を落として食べ始める。 しかし想像していたよりボリュームあるな、、、これで千円以下なのでお得かも。
そしてお出汁がめちゃ旨いわ・・・ちゃんこにして良かったかも。 真夏の夜に鍋ってのもなかなかオツですな。
すっかり完食してみるととりあえず結構お腹もいっぱいになっている感じがしたので、ここは一旦切り上げることにした。 美味しかった!ご馳走様でした。
電車に乗って自宅方面に向かう。 せっかくの夜だしもう一杯くらい飲んで帰りたいなぁ、とプランを練る。
もうそんなにたくさんは食べられないだろうから、立ち飲み系で軽めがいいんだけど・・・と色々考えているうちに結局最寄り駅まで帰ってきてしまった。 最寄り駅周辺には飲食店はあまり無いので自ずと選択肢は限られてしまうんだけど、遅くまでやっているバルっぽいところがあるのでそこを覗いてみることにする。
混んでて居心地が悪そうだったら諦めて帰ろうと思っていたものの、先客は一人だけだったので迷わず入店。 和から洋へモードを切り替える。
ラムトニックとトリッパ(ハチノスのトマト煮込み)でやらせてもらいますわ。
モツ煮込みとかホルモン系もともと好きなんだけどトリッパ美味しいなぁ・・・ こういうお洒落なお店はあまり来ないからなんだか気分も上がる。
さっきの鍋で腹が膨らんだとか言っておきながら、調子に乗ってもう一杯ともう一品。
サングリアを飲みながらのベーコンとポテトのキッシュ。 って最後にガッツリ腹にたまるやつ頼んどるな、、、
いやぁ、さすがにちょっと飲み過ぎたし食べ過ぎた、、、ちゃんぽんだから結構酔ってる感じもする。
まぁ、あとは自宅までノンビリ歩いて帰るだけだから気楽なもんだけどね。
良い夜だな。