【レビュー】「CHROME」と「Panaracer」がコラボ! 自転車にピッタリな新作スニーカーを試す

【当記事はクローム・インダストリーズジャパン様よりモニター商品をご提供頂いてのレビューとなります】

この記事の目次

商品レビューすることになった経緯

ブログをやってきてこれまで何度か商品レビューの話をもらったことがあったが、ありがたいことに今回初めて自転車に関連する提案メールをいただいた。

最近自転車/MTB系の記事が多めだったとは言え、ちゃんとそれを読んでくれていたヒトがいたという証でもあり素直にめちゃめちゃ嬉しい。 もちろん即決で受けさせていただくことに。

お話をいただいたのはメッセンジャーバッグをルーツとし、アパレルやシューズ等幅広く展開するアメリカンブランド「CHROME(クローム)」

CHROMEはアーバンサイクルカルチャーの盛んな都市ポートランドを拠点とする、メッセンジャーバッグのブランド。通勤、トラベル、写真といったジャンルへも視野を広げ、都市で生活する人たちに役立つバッグ、アパレル、シューズを展開。2023年 秋冬 人気商品は ニュースペーパーバッグ、カデット、カデットマックス、ワルシャワ ス

そして今回モニター商品提供いただいたのがコチラ。

  すべてのサイクリストよ。最強のソールで、ペダルと大地を踏みしめろ。   「サイクリストにとって理想のシューズとは?」   約200年前、ドイツ人発明家のカール・ドライスが自転車の原点となる人力二輪車を発明して以来、世界中のサイクリストたちが長きにわたってトライ&エラーを繰り返してきたこの問いに対して、2

自転車乗りならタイヤやチューブ、空気入れ等でお世話になっている「Panaracer」と「CHROME」がコラボして誕生した新作シューズシリーズである。

開封、ディテールをチェックしてみる

迅速に発送していただいて商品到着。

いやぁ、箱から既にカッコ良くてテンション上がります。

ご対面。 ステッカーがオマケ?で入っておりました。 全商品に付属するのか今回のレビュー用なのかは不明だけど、せっかくなので自転車のフレームに貼ろうかな。

今回モニター提供していただいたのは「KURSK AW」というモデル。

王道とも言えるシェイプを持つ、このシリーズで最もベーシックと言えそうなタイプ。 おそらく一番売れ筋となるのもこちらでしょうね。

ちなみにこのコラボシリーズには、「KURSK AW」と同じシェイプでソールにSPDクリートを取り付け可能な「KURSK AW PRO」

FEATURES(商品特徴) SPECS(商品情報) ULTIMATE PEDAL GRIP & TOUGHNESS SOLE “LIVE THE CITY”の名の下にシンプルかつ機能的なプロダクトを生み出してきたCHROMEが、 FOOTWEARの領域でさらなる高みを目指し、日本が世界

スリッポンタイプで普段履きにもピッタリな「DIMA 3.0」

FEATURES(商品特徴) SPECS(商品情報) お買い得商品はこちら ULTIMATE PEDAL GRIP & TOUGHNESS SOLE “LIVE THE CITY”の名の下にシンプルかつ機能的なプロダクトを生み出してきたCHROM

ミッドライズタイプでホールド感が高そうで、デザインも更にお洒落な「SOUTHSIDE 3.0」

FEATURES(商品特徴) SPECS(商品情報) お買い得商品はこちら ULTIMATE PEDAL GRIP & TOUGHNESS SOLE “LIVE THE CITY”の名の下にシンプルかつ機能的なプロダクトを生み出してきたCHROME

など豊富なラインナップが揃うので、自分のスタイルに合ったモデルから選ぶことができそう。

あらためて「KURSK AW」をチェック。 この手の王道シェイプのスニーカーは色々なブランドから出ていて選択肢が豊富なので、普段はどうしても適当に安めのものを選んでしまうのだけど、やっぱりじっくり見ていくと良いモノ、こだわりのあるモノは違うなと。

さりげなく付けられたタグだったり、安全性を高める反射材だったり、

ペダリング時に邪魔にならないようタンにシューレースを押さえるループが付いていたりと、さすがに色々と考えて作られているのがわかる。

ちなみにこの靴紐にも反射材が編み込まれていて、安全性を高めると共にデザイン上の大きなアクセントになっている。 ちょっとゴワゴワした材質なんだけど、そのおかげか結んだヒモがほどけにくいのも何気に気に入ったポイント。

そして目を惹くのがCHROMEとPanaracerのロゴが配された大胆なデザインのインソール。

取り外して見てみると厚みやクッション性もしっかりとあり、いかにもホールド感も高そう。

インソールの下のヒール部にはこのようにGELパッドも組み込まれ、歩きやすさにも相当気を配られていることが良くわかる。

最後にこのシリーズの肝とも言えるソールを見てみる。 ソールにもしっかりロゴが入っていてすごく高級感アリ。

CHROMEが理想としたFOOTWEARにおける唯一無二の強みは、Panaracerがシューズでは初となる、ゼロから開発を担った新素材のソールラバー。

歴史と伝統の上に確立した手法をベースに、タイヤのプロフェッショナルならでは発想と熟練の職人の技術により、天然ゴムと化学薬品の新たな配合を開発。

地面との転がりを重視するタイヤの特性から、シューズに求める特性へ振り切った配合のバランスを追求した結果、ソールラバーにおいて相反すると考えられてきた“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立。事実、研究段階で実施したソールラバーの性能テストで、名だたるサイクリング向けスニーカーを凌駕する数値を叩き出した。

(CHROMEホームページより引用)

指で触っただけでもキュッキュッとグリップ感が伝わってきて否が応でも期待してしまう。 これで耐摩耗性も両立しているというんだからスゴイ。

実際に履いてみての感想

街歩きで試してみる

まずは自転車に乗るのではなく、普段履き用として買い物に出かけてみた。

アッパーが1000デニールの疎水ナイロンというタフな素材で、ソールもしっかりとした作りなので正直最初のうちはちょっと硬いというかゴワゴワしたような感覚がある。 しかしこれも3日4日と履いている内に徐々にアタリが出てしっくりくるようになってきた。

ちなみにホームページにも書いてあるが、全体的にゆったりとした幅広の作りなので、普段履いている一般的な(アディダスやニューバランスといった)スニーカーより0.5cm小さめを選ぶのがオススメ。

まだ短期間の利用なので何とも言えないが、汚れも付きにくく耐水性も高そうなのでかなり丈夫なスニーカーだと思う。 コスレにも強そうなのでスケボー等のアクションスポーツにも向いているのではないだろうか。

肝心のソールについてだが、アスファルトやカーペットの上では特に他のシューズとの違いを感じなかったが、大理石やフローリング素材のようなツルツルしたところ、あるいはマンホールや鉄板の上等ウェット時に滑りやすそうなところではキュッとグリップ感が伝わってくる。

以前はじめてトレッキングシューズを買った際に濡れた石の上でのグリップ力に驚いたのだが、それに似たような安心感を得ることができた。

耐摩耗性についてはまだ判断付かないが、私はかかと外側が早く摩耗するタイプなので、もうしばらく使ってみて減り具合をチェックしてみたいと思う。

【20220121追記】

気に入ったので後日スリッポンタイプを購入。 2ヶ月程普段履きで使ってみたのでソールの減り具合等を検証してみる。

歩き方のクセでどうしてもヒール外側が減ってしまうのだが、他のスニーカー等と比べればまだマシな方で、それ以外の部分はまだ殆ど擦り減っていない感じ。 アッパーも撥水性含めまだまだしっかりしている。

欠点(という程でもないけど)としてはソールの溝が深いせいで小石等が挟まりやすいこと。 不整地でのグリップを得る為に必要なのだろうが、ちょっと気になる人はいるかも。

自転車通勤で試してみる

続いて毎日の通勤に使ってみることに。 駅から職場までの移動に街乗り用の安いクロスバイクを使っているので、その自転車に付いている踏面にラバーが貼られた樹脂ペダルで試してみた。

ラバー対ラバーで接することになるので当然と言えば当然だが、柔らかくフィットする感じでもちろんグリップも全く問題無し。

ソールが薄くフニャフニャのスニーカーで乗るとやたら疲れやすかったりすることがあるが、そういったことも無くペダリングの効率という面でも好感触。

今のような真夏だと少々蒸れが気になってもう少し通気性が欲しいところもあるが、それは堅牢さとのトレードオフなので致し方ないだろう。

ちなみに自転車用のシューズとしてシマノの「CT5」というモデルをたまに通勤にも使っているのだけど、私はSPDペダルを持っていないので正直宝の持ち腐れというか、だったらフラットなゴムソールでいいなと感じていたところがあった。 そういう意味でも今回の「KURSK AW」は自分のスタイルに合っているのだと思う。

MTBで試してみる

最後に真打ち(?)、MTBペダルとの組み合わせを試してみる。 使用しているのはNUKEPROOFのELECTRONというナイロン系のピン付きペダル。

オフロードやトレイルで試す機会をまだ作れていないので、今のところ街中で乗ってみての感想になるのだが、グリップ感、ペダルへの喰いつきは全く不満無し。 自分が使ったことのあるシューズの中では間違いなく過去最高レベル。

通常このタイプのペダルだとピンでソールを引っ掛けている感があるが、それよりもむしろ面でフィットしている感じ。 ペダルのナイロンボディ部分にソールがしっとりと張り付いているようなそんなイメージ。

なのでピンの高さが低めのペダルや、ピン一体成型の比較的フラットなプラットフォームペダルとの相性も良さそう。

【20210924追記】

ダウンヒルコース(アップかんなべ)で初使用。 ドライコンディションのみでの感想だけどフラットペダルとのグリップ半端ない。 シットリくっつく感じで最高!

「KURSK AW」のソールをよく見てみると実は完全なフラットでは無く中央部分が僅かにくぼんだ凹型形状になっているのがわかる。

これは素人の憶測になってしまうのだが、ソールの材質だけでなく、こうした形状やトレッドパターンの工夫により、ペダリング時や歩行時の荷重が掛かった際のグリップ性能や安定性、快適性を最大化しているのではないかと。 (全然違っていたらスミマセン・・・)

ストリート系のモデルでありトレイル等の荒れた路面で歩行するためのシューズでは無いとは知りつつも、このソールのラバーとトレッドパターンでどの程度までいけるのか試してみたくなった。 一度オフロードに持って行って使ってみたいと思う。

あと、今26インチのシングルスピードMTBを組んでいる途中であり、この歳で今更ながらマニュアルなんぞを習得したいと目論んでいるので、将来的にはそうした練習時にもこのシューズを活用できればと考えている。

クローム・ストアに行ってみた

今回せっかく御縁をいただいたので、どうせなら他の商品も見てみたいと思い大阪は阿倍野にあるフラッグシップストアのひとつに行ってみることに。 (ラッキーなことに仕事帰りに立ち寄れる場所にあったので)

大阪の梅田、天王寺のスニーカー& バッグショップBOSTONCLUBボストンクラブオフィシャルサイトです。取扱いブランドは全て正規品です。

「CHROME」×「Panaracer」シリーズ、正面のメインステージでフルラインナップばっちり展開されてる!

いやぁ、こうやって並んでいるのを見るとカーキやカモフラもいいなぁ、、、

ミドルカットモデルにもソソられる。 MTBだったらこちらが似合うかも。

商品知識豊富なスタッフさんに色々と説明してもらっている内に他のシリーズも欲しくなってくる、、、そして当然シューズ以外の展示も豊富なので、最近ヘタってきたリュックの買い替えも頭によぎりはじめ・・・って、この日は何とか持ちこたえたけどクロームさんのモニター施策の術中にまんまと。。。笑

でも、数多ある商品の中から自分が使うものを選ぶに際し、どうせなら何らかの縁や偶然があったモノだとか、たとえそれがこじつけであってもストーリーを求めたいのも事実。

今回モニター提供いただいたこのシューズについても、せっかくこうやって自分の手元に来たのだから、これからじっくりと使ってみて、そこに込められているポリシーとかコダワリみたいなものをを少しずつでも感じて理解していければと考えている次第。

もうしばらく履き込んでみて、必要に応じて追記等したいと思う。

 

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