ポメラDM30 新品交換となって再び帰還する。

さて、2度に渡ってメーカー送りとなっていたポメラ「DM30」が手元に戻ってきた。

修理に出していた理由は、未使用時の待機電力の消費が大きすぎるのでは?との疑問を持った為。 電源OFFで置いておくだけでいつの間にか電池残量がゼロになり起動しなくなってしまうという症状が続いたので、それが故障や不具合なのかどうかを調べてもらうべくメーカーでの検証をお願いした形だ。

もちろん検証の為に時間は掛けてもらっても構わないと伝えたのだが約2週間後に連絡が有り、症状については確認できなかったが念の為に代替品(新品)交換させてもらうという返答であった。 原因がはっきりしない不完全燃焼の感は残るもののキングジム社には丁寧に対応していただき感謝したい。

交換機でしばらく運用してみて様子を見るつもりだが、これでもしあまり状況が変わらないようならば、その時はこの機種が持つ特性として受け入れて使っていこうと思う。

それはそれとしてここ最近思うのは、このDM30は意外と短命で生産終了になってしまうのではないかということ。 とにかく値崩れが酷すぎるのだ。 まだ発売から1年も経っていないのにもかかわらず実売価格は2万円を下回ってきており、メーカー希望小売価格から見れば60%OFFに近い値下がり率である。

ポメラは比較的ライフサイクルの長い製品だが、こんなに早い段階でこれだけ叩き売られているということは正直なところ市場に受け入れられていないと見なさざるを得ないだろう。 ユーザーとしては認めたくは無いが、比較的高値で市場価格が安定している兄弟機DM200と比べれば残念ながら出来の悪い失敗作と見られても仕方ないかと思う。

自分なりの感想はレビューで書いたつもりだが、良いところもたくさんあれど、それ以上に(一般的なユーザーにとっては)弱点となる部分が多すぎる。 「ポメラ好き」「ガジェット好き」といった要素を持つユーザーが使ってはじめて及第点が与えられる機種なのだと思う。

個人的にはポメラが持つ唯一無二のコンセプトには非常に共感するし、これからもずっと作り続けていって欲しいと願うのだが、現状のあまりにニッチに振り過ぎた性能と価格設定にはやや疑問を感じるところもあり、より幅広いユーザー層に受け入れられるために例えばシンプルな液晶画面に低コストのプラスチックボディを組み合わせたエントリーグレードモデルの追加といった展開も期待する次第である。